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(最終更新日:2024年8月6日)

研究室紹介

望月研究室は,理論物性物理学の研究室です。磁性体や強誘電体,金属,絶縁体,超伝導体などの様々な物質が示す多彩な物性現象や物質機能を理論的に研究しています。 特に,これらの物質において,電子間の強いクーロン相互作用(強相関効果)により顕在化する「スピン」「電荷」「軌道」「格子」と言った多自由度の競合・協奏が織りなす創発的な相転移現象や非平衡・非線形現象,デバイス機能をターゲットとしており,量子力学に立脚した微視的なモデルを数理・統計的手法を用いて解析する方法で研究しています。 [2021年度研究室紹介文:PDF]

ハイライト

[055]``Global rotation of skyrmion bags under vertical microwave fields [056]``Micromagnetic theory of a type of thermal annihilation of magnetic skyrmionium [057]``Magnon-Skyrmion Hybrid Quantum Systems: Tailoring Interactions via Magnons [058]``Suppression of the Skyrmion Hall Effect in Synthetic Ferrimagnets with Gradient Magnetization [059]``Bimerons create bimerons: Proliferation and aggregation induced by currents and magnetic fields [060]``Theory of collective excitations in the quadruple-Q magnetic hedgehog lattices [061]``Decoupling the influences of chiral damping and Dzyaloshinskii-Moriya interaction in chiral magnetic domain walls [062]``Transformation of a cellular skyrmion to polyomino-like structure

新着情報



icon お知らせ2024年9月25日
学術変革領域研究(A)「学習物理学の創成」R6年度領域会議(東京大学本郷キャンパス小柴ホール・9/25-27)で望月が講演を行います。
講演題目:スピン模型のトポロジカル相転移を検出する汎用的な機械学習手法の開発


icon お知らせ2024年9月16-19日
日本物理学会第79回年次大会(2024年)(北海道大学・札幌キャンパス)において下記の口頭講演を行います。
講演番号:16aS101-7
講演題目:「立方格子上の近藤格子模型における光誘起磁気転移の理論」
講演著者:濱野遼宇, 望月維人

講演番号:18aS101-7
講演題目:「磁気双極子相互作用とDM相互作用が競合する系におけるスキルミオン、反スキルミオンと非トポロジカルバブルの相互変換現象の理論 」
講演著者:武藤竜樹, 望月維人

icon お知らせ2024年09月10-12日
早稲田大学・西早稲田キャンパス63号館で開催される田邉-菅野ダイアグラム論文70周年に関する国際ワークショップ International conference on 70 years of the Tanabe-Sugano diagrams (TSD70) において下記の講演・発表を行います。

招待講演
講演日時:2024年9月11日(水) 15:00-15:20
講演題目:Modeling and Physics of the multiferroic perovskite manganites
講演著者:Masahito Mochizuki(望月維人)

ポスター発表
講演番号:P11
講演題目:Chiral Magnetic Skyrmions Interacting with Chiral Flower-Like Nanostructures
講演著者:Xichao Zhang(張渓超)

講演番号:PS12
講演題目:Dynamical Majorana Ising spin response in a topological superconductor-magnet hybrid by microwave irradiation
講演著者:Yuya Ominato(大湊友也)

講演番号:PS13
講演題目:Predicted Multiple Walker Breakdowns for Current-Driven Domain-Wall Motion in Antiferromagnets
講演著者:Mu-Kun Lee

講演番号:PS14
講演題目:Predicted Multiple Walker Breakdowns for Current-Driven Domain-Wall Motion in Antiferromagnets
講演著者:Tatsuki Muto(武藤竜樹)

講演番号:PS15
講演題目:High frequency magnetic response in antiferromagnetic NiO
講演著者:Tatsuya Iguchi(井口達哉)

講演番号:PS16
講演題目:Theoretical Study of the Photo-Induced Magnetic Transition in the Kondo-Lattice Model
講演著者:Ryo Hamano(濱野遼宇)

icon お知らせ2024年8月6日
Xichao Zhang(張渓超・研究院講師)が北海道大学・札幌キャンパスで8/5-8/9に開催される磁性研究に関する国際会議 International Conference on New Frontiers in Advanced Magnetism (NFAM2024) で招待講演を行います。

講演題目: Dynamics of topological spin textures

icon 2024年8月4日
望月が愛知県蒲郡市・ホテルたつきで開催される第69回物性若手夏の学校 [web]の集中ゼミで講義を行いました。

講義題目: 磁気スキルミオンが示す電流駆動ダイナミクスの理論

icon 2024年7月31日-8月1日
上智大学・四谷キャンパス11号館311室で開催される第3回学術変革領域「学習物理」物性関係討論会において下記の口頭講演を行いました。

講演日時:2024年7月31日(水) 16:10-16:40
講演題目:アメーバ模倣型組合せ最適化マシンの改良数理モデルの提案
講演著者:宮島悠輔

講演日時:2024年8月1日(木) 10:40-11:10
講演題目:スキルミオンスピン波リザバーコンピューティング素子の理論設計
講演著者:望月維人

icon 2024年7月24日
東京大学物性研究所スーパーコンピューターセンター2023年度成果報告書に招待論文が掲載されました。

Masahito Mochizuki and Rintaro Eto
Theoretical studies on the spin-charge dynamics in Kondo-lattice models
Activity Report FY2023/ Supercomputer Center, Institute for Solid State Physics, The University of Tokyo pp. 23-36 (ISSN 2188-5001).



論文中の図が表紙を飾りました。→
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icon 2024年7月18日
望月が富山県・富山国際会議場大手町フォーラムで7/16-7/19に開催されるメタマテリアル,フォトニック結晶,プラズモニクスに関する国際会議 The 14th International Conference on Metamaterials, Photonic Crystals and Plasmonics (META2024) で招待講演を行います。

講演題目: Thermally induced dynamics of magnetic skyrmions and their device functions

icon 2024年7月17日
正方格子グリッドパターン上の正方形セルスキルミオンに長・短電流パルスを印加することで、トポロジカル電荷数の変化を起こすことなく、I型、L型、Z型、さらにより複雑なポリオミノ状の構造変化を引き起こせることを数値シミュレーションにより明らかにした成果がApplied Physics Letters誌に掲載されました。

Jing Xia, Xichao Zhang, Yan Zhou, Xiaoxi Liu, Guoping Zhao, and Masahito Mochizuki
Applied Physics Letters 125, 032404 (2024).

題名:Transformation of a cellular skyrmion to polyomino-like structures
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icon 2024年7月16日
キラル強磁性ナノ磁気細線における磁気ドメインの電流駆動ダイナミクスにおけるカイラルダンピングとDzyaloshinskii-守谷相互作用の効果を理論的に明らかにした成果がPhysical Review B誌に掲載されました。

Collins Ashu Akosa, Gen Tatara, Aurelien Manchon, and Masahito Mochizuki
Physical Review B 110, 024420 (2024).

題名:Decoupling the influences of chiral damping and Dzyaloshinskii-Moriya interaction in chiral magnetic domain walls
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icon 2024年7月15日
「固体物理誌」に記事が掲載されました。

衛藤倫太郎,望月維人
「近藤格子磁性体に現れるトポロジカル磁性のスピン・電荷励起の理論」
固体物理 第59巻第7号(2024年7月号「トピックス」)pp. 13(369)-24(380)



「固体物理誌」2024年7月号の表紙を飾りました。→
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icon 2024年7月8日
衛藤倫太郎(D2)がイタリア・ペルージャで7/7-7/12に開催された磁性に関する国際会議 25th International Colloquium on Magnetic Films and Surfaces (ICMFS2024) (ICMFS2024) でポスター発表を行いました。

講演題目: Spin-wave modes and real-space topology in the quadruple-Q magnetic hedgehog lattices

祝!Best Poster Presentation Awardを授賞しました [賞状]


icon 2024年7月2日
Nature Materials誌のNews & Viewsに解説記事が掲載されました。

Masahito Mochizuki
Nature Materials 23, 872-873 (2024).

題名:Writing a magnetic whirl on multiferroics
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icon 2024年5月31日
3次元近藤格子磁性体に発現する4重波数磁気ヘッジホッグ格子の集団励起モードを理論的に発見・解明した成果がPhysical Review Letters誌に掲載されました。サブテラヘルツ帯に現れる3つの振動モードのうち、2つは単位胞内の2種類のディラック弦(磁気ヘッジホッグとアンチ磁気ヘッジホッグを繋ぐ渦糸状磁化構造)の並進振動に対応し、磁場印加によるディラック弦の消滅に伴いモードも消失することを明らかにしました。磁性体中で創発(アンチ)モノポールとして振る舞う磁気ヘッジホッグの動的挙動に関する基礎研究や応用研究の礎となる重要な成果です。

Rintaro Eto, Masahito Mochizuki
Physical Review Letters 132, 226705/1-7 (2024).

題名:Theory of collective excitations in the quadruple-Q magnetic hedgehog lattices
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プレスリリース1(2024年6月3日)

「物質中の創発磁気モノポールが示す新規な集団振動現象を発見:約100年前に予言された幻の素粒子「磁気モノポール」の理解につながる一歩へ」

早稲田大学


プレスリリース2(2024年6月13日)

"Uncovering the nature of emergent magnetic monopoles"

早稲田大学

EurekAlert!

AlphaGalileo

Phys.org/Physics News


icon 2024年5月30日
望月が東京科学大学蔵前会館で開催された学術変革領域研究(A)『キメラ準粒子が切り拓く新物性科学』キックオフミーティング (領域HP) で講演を行いました。

講演題目:マルチフェロイクスやトポロジカル磁性体に現れるキメラ準粒子の理論

icon 2024年5月24日
キラル磁性体中に発現するバイメロンと呼ばれるトポロジカル磁気構造をスピン移行トルク機構を使って電流や磁場で駆動すると、分裂による増加や集合体の形成、動的な格子構造変化が現れることを理論的に示した成果がWileyのAggregate誌に掲載されました。

Xichao Zhang, Yan Zhou, Xiuzhen Yu, Masahito Mochizuki
Aggregate (2024), Early View.

題名:Bimerons create bimerons: Proliferation and aggregation induced by currents and magnetic fields
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icon 2024年5月22日
飽和磁化勾配のある超格子フェリ磁性体においてスキルミオンの電流駆動の際に問題となっていたスキルミオンホール効果を抑制できることを理論的に発見した成果がPhysical Review Research誌に掲載されました。

Lan Bo, Xichao Zhang, Masahito Mochizuki, Xuefeng Zhang
Physical Review Research 6, 023199/1-9 (2024).

題名:Suppression of the Skyrmion Hall Effect in Synthetic Ferrimagnets with Gradient Magnetization
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icon 2024年5月6日
マグノン-スキルミオンハイブリッド量子システムに関する共同研究の成果がPhysical Review Letters誌に掲載されました。

Xue-Feng Pan, Peng-Bo Li, Xin-Lei Hei, Xichao Zhang, Masahito Mochizuki, Franco Nori
Physical Review Letters 132, 193601/1-10 (2024).

題名:Magnon-Skyrmion Hybrid Quantum Systems: Tailoring Interactions via Magnons
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icon 2024年4月28日
望月がトルコ(フェティエ/オルデニス)で4/27-5/4に開催された超伝導と磁性の国際会議 The 9th International Conference on Superconductivity and Magnetism (ICSM2024) で招待講演を行いました。

講演題目:Thermally Induced Dynamics of Magnetic Skyrmions and Their Device Functions

icon 2024年4月10日
Charles Reichhardt博士(ロスアラモス国立研究所)のセミナー講演会を開催しました[講演概要], [アルバム]
日時:2024年4月10日(水) 10時45分~
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス55号館N棟2階物理応物会議室
題目:Dynamics of Chiral Systems, Vortices, Skyrmions, and Active Matter
講演者:Dr. Charles Reichhardt(Los Alamos National Laboratory, USA)
icon 2024年4月8日
宮島悠輔(D3/助教)が北九州市・北九州学術研究都市会議場で5/7-5/8に開催された国際会議 Materials Meet Robots 2024 (MMR2024) で口頭講演およびポスター発表を行いました。

講演題目:Proposed computational models of Amoeba-inspired combinatorial optimization machines towards the physical implementation

icon 2024年4月1日
武藤竜樹(D1)が助手に着任,さらに研究室に新たに4人の[メンバー]が加わりました。新しいメンバーは次の通りです。小林祐介(修士課程1年),有原愛貴(卒研生),小林広之介(卒研生),保田蒼葉(卒研生)。

icon 2024年3月31日
今田正俊先生(研究院客員教授),金子隆威(研究院准教授),北野彩さん(今田グループ秘書)がご退職されました。

icon 2024年3月26日
飯島崇陽, 武藤竜樹の2名が早稲田大学物理学及応用物理学専攻の修士課程を修了しました。4月から飯島は民間企業に就職,武藤は大学院博士課程に進学します。今後のご活躍をお祈りします [アルバム]

icon 2024年3月26日
秋重有輝,井口達哉,濱野遼宇が早稲田大学物理学科と応用物理学科を卒業しました。4月から秋重は民間企業に就職,井口と濱野は大学院修士課程に進学します。今後のご活躍をお祈りします [アルバム]

icon 2024年3月22日
リーガロイヤルホテル・皇家龍鳳において送別会を開催しました[アルバム]

icon 2024年03月23日
第71回応用物理学会春季学術講演会(東京都市大学・世田谷キャンパス)において下記の口頭講演を行いました。

講演番号:23p-22B-10
講演題目:アメーバ模倣型組合せ最適化マシンの数理モデルの提案:物理的実装を志向した単純化
講演著者:宮島悠輔, 望月維人

icon 2024年03月18,20日
日本物理学会2024年春季大会(オンライン開催)において下記の口頭講演を行いました。

講演番号:18pC1-5
講演題目:三角格子J1-J3古典ハイゼンベルク模型における光誘起磁気相転移と光誘起トポロジカル磁性の理論研究
講演著者:飯島崇陽, 望月維人

講演番号:18pL2-13
講演題目:アメーバ模倣型組合せ最適化マシンの改良数理モデル
講演著者:宮島悠輔, 望月維人

講演番号:20aC2-5
講演題目:Interaction engineering: Anharmonic effects on magnons in the sawtooth chain antiferromagnet Fe2Se2O7
講演著者:Rintaro Eto, Masahito Mochizuki, Alexander Mook

icon 2024年03月15日
鹿児島大学・郡元キャンパスで開催される日本・韓国・台湾間の強相関電子系に関する国際ワークショップ The 22nd Japan-Korea-Taiwan Symposium on Strongly Correlated Electron Systems (JKT22) において下記のポスター発表を行いました。

講演番号:PS-10
講演題目:Interaction engineering: Anharmonic effects on magnons in the sawtooth chain antiferromagnet Fe2Se2O7
講演著者:Rintaro Eto(衛藤倫太郎)

講演番号:PS-26
講演題目:Theory of chiral damping in ferromagnetic and antiferromagnetic textures
講演著者:Collins Akosa

講演番号:PS-36
講演題目:Theoretical study of the photoinduced magnetic transition in the Kondo lattice model
講演著者:Ryo Hamano(濱野遼宇)

icon 2024年03月7日
American Physical Society March meeting 2024(米国ミネソタ州ミネアポリス)において北山圭亮(元卒研生)が口頭講演を行いました。

講演番号:S04.00003
講演題目:Predicted Novel Type of Photoinduced Topological Phase Transition Accompanied by Collision and Collapse of Dirac-cone Pair in Organic Salt α-(BEDT-TTF)2I3
講演著者:Keisuke Kitayama, Masao Ogata, Yasuhiro Tanaka, Masahito Mochizuki

icon 2024年3月4日
キラル磁性体中に発現するスキルミオニウムと呼ばれるトポロジカル磁気構造の熱揺らぎに対する安定性や熱揺らぎ誘起消滅ダイナミクスの理論研究に関する成果がPhysical Review Research誌に掲載されました。

Anjie Jiang, Yan Zhou, Xichao Zhang, Masahito Mochizuki
Physical Review Research 6, 013229/1-16 (2024).

題名:Micromagnetic theory of a type of thermal annihilation of magnetic skyrmionium
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icon 2024年3月2日
宮島(D2)が福岡県北九州市のリーガロイヤルホテル小倉で3/1-3/2に開催されたニューロモルフィックコンピューティングと人工知能に関する国際会議 The 5th International Symposium on Neuromorphic AI Hardware [web] でポスター発表を行いました。

発表題目:Proposal of computational models of Amoeba-inspired combinatorial optimization machines
発表著者:Yusuke Miyajima, Masahito Mochizuki

icon 2024年2月29日
望月が計画班・分担者として参画する学術変革領域研究(A) 『キメラ準粒子が切り拓く新物性科学』(代表:東工大・村上修一)「キメラ準粒子の理論」(研究代表者:東工大・村上修一)が採択されました。

icon 2024年2月15日
株式会社矢野経済研究所が発行するエレクトロニクス関連の情報誌「Yano E plus」に「スキルミオンスピン波リザバーコンピューティング」に関する研究内容が紹介されました。
Yano E plus No.191 (2024年2月号) pp. 42-47.

icon 2024年2月13日
大きなスキルミオンの内側に複数の小さなスキルミオンのクラスターが存在するスキルミオンバッグと呼ばれるトポロジカル磁気構造において,マイクロ波励起により内部のスキルミオンクラスターの過渡的な回転運動が誘起される現象を数値シミュレーションにより発見し,その物理機構を解明した成果がJournal of Applied Physics誌に掲載されました。

Lan Bo, Rongzhi Zhao, Xichao Zhang, Masahito Mochizuki, Xuefeng Zhang
Journal of Applied Physics 135, 063905/1-6 (2024).

題名:Global rotation of skyrmion bags under vertical microwave fields
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icon 2023年2月3日
応用物理学科・物理学科の卒論発表会が開催されました。望月研究室からは秋重有輝,井口達哉,濱野遼宇の3名が発表を行いました。

【卒業論文題目】
秋重有輝「プロトン移動型強誘電体における光誘起分極ドメインダイナミクスの理論」
井口達哉「反強磁性体NiOにおける磁気共鳴励起の理論的研究」
濱野遼宇「近藤格子磁性体における光誘起磁気転移の理論研究」

icon 2023年2月4日
物理学及応用物理学専攻の修論発表会が開催されました。望月研究室からは飯島崇陽, 武藤竜樹の2名が発表を行いました。

【修士論文題目】
飯島崇陽「三角格子上J1-J3古典ハイゼンベルク模型における光誘起磁気相転移と光誘起トポロジカル磁性の理論研究」
武藤竜樹「磁気双極子相互作用系スキルミオンの安定化機構解明と物性探索」

icon 2023年12月18日
衛藤(D1)が日本学術振興会令和6(2024)年度若手研究者海外挑戦プログラムに採択されました[web]

icon 2023年12月18日
Lan Bo(訪問学生)が望月研での一年の滞在を終えて帰国しました。今後の活躍をお祈りします。

icon 2023年12月6日
磁性体中に発現する粒子状の磁気構造であるスキルミオンを、キラルフラワー構造という障害物パターン中に閉じ込めると、右回りと左回りの対称性が破れたブラウン運動を起こす結果、アクティブマターの典型的な振る舞いの一つである「カイラルスイマー現象」を示すことを数値シミュレーションにより実証した成果がNano Letters誌に掲載されました。従来、生物や生物学的起源を持つ物質・材料のみが示すはずのアクティブマター的な挙動が、磁性体における磁化配列パターンに過ぎないスキルミオンで見つかったことにより、アクティブマター研究の新しい展開が期待されます。

Xichao Zhang, Jing Xia, Oleg A. Tretiakov, Motohiko Ezawa, Guoping Zhao, Yan Zhou, Xiaoxi Liu, Masahito Mochizuki
Nano Letters 23, 11793-11801 (2023).

題名:Chiral Skyrmions Interacting with Chiral Flowers
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プレスリリース(2024年2月13日)

"Scientists study the behaviors of chiral skyrmions in chiral flower-like obstacles"

早稲田大学

EurekAlert!

Phys.org/Physics News


icon 2023年11月28日
Lan Bo (ボーラン)さんとJavier Vélez(ハビエル ヴェレス)さんの送別会を酒洛・高田馬場で開催しました。
[写真1], [写真2]

icon 2023年11月24日
宮島(D2)が名古屋工業大学 4号館ホールで11/24,25に開催される第17回物性科学領域横断研究会 (領域合同研究会)[web]でポスター発表を行いました [写真]

発表題目:械学習による2次元スピン模型の相転移の検出:二次相転移とBerezinskii-Kosterlitz-Thouless転移
発表著者:宮島悠輔

icon 2023年11月23日
キラル磁性体Fe0.5Co0.5Geにおいて、メロン-アンチメロン対やバイメロンなど複数種のトポロジカル磁気構造を自在に生成したり、スキルミオンからバイメロンへの磁気トポロジーの相転移を引き起こしたり、電流駆動によってバイメロンの分裂および集合体生成を実現した実験と理論の共同研究の成果がAdvanced Materials誌にオンライン掲載されました。本成果により、外場によるトポロジカル磁性制御の研究に新しい重要な知見が加わりました。

Xiuzhen Yu, Naoya Kanazawa, Xichao Zhang, Yoshio Takahashi, Konstantin V. Iakoubovskii, Kiyomi Nakajima, Toshiaki Tanigaki, Masahito Mochizuki, Yoshinori Tokura
Advanced Materials 36, 2306441/1-9 (2023).

題名:Spontaneous Vortex-Antivortex Pairs And Their Topological Transitions in A Chiral-Lattice Magnet
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icon 2023年11月21日
菊池理紗子氏(名古屋大学)によるセミナーを開催しました。
日時:2023年11月21日(火) 13時30分~
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス55号館N棟2階物理応物会議室
題目:スピン1フェルミオンの量子輸送現象
講演者:菊地理紗子氏(名古屋大学大学院理学系研究科物理学専攻St研・博士後期過程)
icon 2023年11月15日
関真一郎氏(東京大学)によるセミナーを開催しました。
日時:2023年11月15日(水) 15時30分~
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス55号館N棟2階物理応物会議室
題目:トポロジカル磁性が示す創発物性現象
講演者:関真一郎氏(東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻/総合研究機構・准教授)
icon 2023年11月14日
宮島(D2)が京都大学基礎物理学研究所で11/13-11/18に開催された機械学習に関する国際会議 International conference on machine learning physics[web]でポスター発表を行いました。

発表題目:Machine-learning detection of the Berezinskii-Kosterlitz-Thouless transition and the second-order transition in two-dimensional spin models
発表著者:Yusuke Miyajima

icon 2023年11月14日
金澤直也氏(東京大学)によるセミナーを開催しました。
日時:2023年11月14日(火) 15時30分~
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス55号館N棟2階物理応物会議室+Zoom(ハイブリッド)
題目:キラル結晶に現れる電子・スピン状態のトポロジー: MnGeにおける創発モノポールとFeSiにおける強磁性表面状態を中心に
講演者:金澤直也氏(東京大学生産技術研究所・准教授)
icon 2023年11月14日
渡辺真仁氏(九州工業大学)によるセミナーを開催しました。
日時:2023年11月14日(火) 13時30分~
場所:Zoomによるオンライン
題目:準結晶および近似結晶の磁気秩序および磁気励起の理論
講演者:渡辺真仁氏(九州工業大学大学院工学研究院基礎科学研究系量子物理学部門・教授)
icon 2023年11月13日
Javier Vélez氏(Universidad Del Pais Vasco, Spain)によるセミナーを開催しました[概要]
日時:2023年11月13日(月) 14時00分~
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス55号館N棟2階物理応物会議室
題目:Relativistic Dynamics of Antiferromagnetic Domain Walls: Route to Chaos
講演者:Javier Vélez(Universidad Del Pais Vasco, Spain・PhD student)
icon 2023年11月8日
スキルミオン結晶中を伝播するスピン波を活用したリザバーコンピューティングが高い手書き文字認識機能を持つことを数値シミュレーションによって実証した研究成果がScientific Reportsに掲載されました。最も有名な動的リザバーモデルであるEcho-state newtwork modelを10%近く凌駕する88%以上の認識率を達成しました。

Mu-Kun Lee, Masahito Mochizuki
Scientific Reports 13, 19423 (2023).

題名:Handwritten digit recognition by spin waves in a Skyrmion reservoir
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プレスリリース(2023年11月29日)

スキルミオンスピン波リザバーの高度な文字認識機能を実証
IoT 時代を支える省エネ・安定・低コストな情報処理デバイスの実現に道

早稲田大学


icon 2023年11月2日
Universidad del Pais Vasco (スペイン)のJavier Antonio Vélez Simanca氏が訪問学生としてこれから1か月間滞在します[メンバー]

icon 2023年10月24日
パイプ状チャネルの中を電流駆動によって流れるスキルミオン集団の流体的な振舞に関する理論研究の成果がPhysical Review B誌に掲載されました。スキルミオン粒子の集団が示す層流や過渡的な乱流、格子状整列、格子形状の動的相転移、チャネル内での偏析流など、数々の特異な流体現象を発見しました。

Xichao Zhang, Jing Xia, Oleg A. Tretiakov, Motohiko Ezawa, Guoping Zhao, Yan Zhou, Xiaoxi Liu, Masahito Mochizuki
Physical Review B 108, 144428/1-14 (2023).

題名:Laminar and Quasi-Turbulent Dynamics of a Magnetic Skyrmion Pipe Flow
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icon 2023年10月5日
青野真士氏(Amoeba Energy株式会社,慶應義塾大学)によるセミナーを開催しました。
日時:2023年10月5日(木) 15時30分~
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス55号館N棟2階物理応物会議室
題目:アメーバ最適化コンピュータの挑戦
講演者:青野真士氏(Amoeba Energy株式会社・CEO/代表取締役社長,慶應義塾大学理工学研究科・特任教授)
icon 2023年9月28日
Collins Akosa Ashu (次席研究員・研究院講師)が南アフリカ共和国のネルソンマンデラ大学で9/25-9/29に開催された国際会議 The 3rd African Conf of Fundamental and Applied Physics (ACP2023) で招待講演を行いました。

講演題目:Introduction to spintronics: (c.f. Overcoming the skyrmion Hall effect)

icon 2023年9月28日
Xichao Zhang (張渓超, PD・次席研究員) が公益社団法人日本磁気学会の論文賞(MSJ Distinguished Paper Award)を受賞しました[web1], [web2]。 授賞式が第47回日本磁気学会学術講演会(大阪大学豊中キャンパス)の会期中に大阪大学会館で行われました。

受賞論文: Current-Induced Helicity Switching of Frustrated Skyrmions on a Square-Grid Obstacle Pattern
著 者: X. Zhang, J. Xia, O. A. Tretiakov, H. T. Diep, G. Zhao, J. Yang, Y. Zhou, M. Ezawa, and X. Liu
掲載号: J. Magn. Soc. Jpn., 47, pp.20-27 (2023).

icon 2023年9月27日
学術変革領域研究(A)「学習物理学の創成」R5年度領域会議(東京大学本郷キャンパス小柴ホール)で望月が講演を行いました。
講演題目:スピン模型のトポロジカル相転移を検出する汎用的な機械学習手法の開発

icon 2023年09月20日
第84回応用物理学会秋季学術講演会(熊本城ホール他)において下記の口頭講演を行いました。
講演番号:20a-A303-4
講演題目:物理実装を志向したアメーバ模倣型組み合わせ最適化マシンの数理モデルの提案
講演著者:宮島悠輔, 望月維人

icon 2023年9月18日
衛藤(D1)が2023年9月に東北大学 青葉山・川内キャンパスで開催された日本物理学会第78回年次大会(2023年)で学生優秀発表賞(領域3)を受賞しました[web]
受賞者:衛藤倫太郎
研究題目:4重波数磁気ヘッジホッグ格子におけるトポロジカルマグノン

icon 2023年09月16-19日
日本物理学会第78回年次大会(2023年)(東北大学青葉山キャンパス・川内キャンパス)において下記の口頭講演を行いました。
講演番号:17aB102-8(取り止め)
講演題目:「キラル磁性体におけるヘリカル磁性エンジニアリングの理論研究」
講演著者:田邉将季, 望月維人

講演番号:18aC200-5
講演題目:「4重波数磁気ヘッジホッグ格子におけるトポロジカルマグノン」
講演著者:衛藤倫太郎, 望月維人

講演番号:16pB202-11
講演題目:「アメーバ模倣型組み合わせ最適化マシンの数理モデルの提案:物理的実装に向けて」
講演著者:宮島悠輔, 望月維人

icon 2023年8月24日
Cyrill B. Muratov教授(ピサ大学,イタリア),Anne Bernand-Mantel博士(トゥールーズ大学,フランス)夫妻が研究室に来訪しました。また,Anne Bernand-Mantelによるセミナーを開催しました[講演概要], [アルバム]

日時:2023年8月24日(木) 10時15分~
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス55号館N棟2階物理応物会議室
題目:Theory of magnetic field-stabilized compact skyrmions in thin film ferromagnets
講演者:Anne Bernand-Mantel(トゥールーズ大学 LPCNO,フランス)
icon 2023年8月21,22日
名古屋大学東山キャンパス坂田平田ホールで8/21-8/22に開催された強相関電子系に関する研究会「強相関電子系のフロンティア」 で下記の講演を行いました。

[招待講演]
講演題目:スピン-電荷結合系磁性体における光学応答および光誘起相転移現象の理論的研究
講演著者:望月維人

[ポスター発表]
講演題目:機械学習による2次元スピン模型の二次相転移およびBerezinskii-Kosterlitz-Thouless転移の検出
講演著者:宮島悠輔 (D2)

講演題目:4重波数磁気ヘッジホッグ格子におけるワイル・ノーダルラインマグノン
講演著者:衛藤倫太郎 (D1)
icon 2023年8月9日
ノッチ付き強磁性ナノトラックにおける磁区を磁場パルスによって(磁場の方向を反転せずに)ヘッド・トゥ・ヘッドの状態とテール・トゥ・テールの状態の間で可逆的に切り替えられることをマイクロマグネティックシミュレーションによって示した成果がPhysical Review B誌に掲載されました。

Xichao Zhang, Jing Xia, Oleg A. Tretiakov, Guoping Zhao, Yan Zhou, Masahito Mochizuki, Xiaoxi Liu, Motohiko Ezawa
Phys. Rev. B 108, 064410/1-11 (2023).

題名:Reversible magnetic domain reorientation induced by magnetic field pulses of fixed direction
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icon 2023年7月25日
衛藤(D1)が韓国・ソウルで7/24-7/28に開催された国際会議 The 11th International Symposium on Metallic Multilayers (MML2023) でポスター発表を行いました。

発表題目:Spin-charge Decoupling in the Low-energy Excitations of Skyrmion Crystals in Kondo-lattice Magnets
発表著者:Rintaro Eto, Masahito Mochizuki

icon 2023年7月19日
望月がフランス(パリ)で7/18-7/21に開催されたメタマテリアル,フォトニック結晶,プラズモニクスに関する国際会議 The 13th International Conference on Metamaterials, Photonic Crystals and Plasmonics (META2023) で招待講演を行いました。

講演題目:Creation, Manipulation and Switching of Topological Magnetisms in Spin-Charge Coupled Magnets

icon 2023年7月13日
空間反転対称な結晶構造を持つ磁性体において,Dzyaloshinskii-守谷相互作用を通じたスピン-格子結合と,電気・磁気双極子相互作用の協奏により,トポロジカル磁気構造を含む複雑な磁気テクスチャが局所分極の空間構造を伴って現れる物理機構を理論的提案・実証した成果がJournal of the Physical Society of Japan誌に掲載されました。

Tatsuki Muto, Masahito Mochizuki
Journal of the Physical Society of Japan 92, 084704/1-7 (2023).

題名:Theory of Magnetic Vortex Crystals Induced by Electric Dipole Interactions
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icon 2023年7月7日
望月がイタリア(パドヴァ)で7/5-7/7に開催された負熱膨張現象と関連物質に関する国際会議 The 4th International Symposium on Negative Thermal Expansion and Related Materials (ISNTE-4) で招待講演を行いました。

講演題目:Theory of magnetism-induced negative thermal expansion in inverse perovskite antiferromagnets

icon 2023年6月28日
スキルミオンバッグと呼ばれる新奇なトポロジカル磁気構造をキラル磁性体のナノディスク中に磁場印加と局所電流注入によって生成する方法の理論提案がPhysical Review B誌に掲載されました。

Lan Bo, Rongzhi Zhao, Chenglong Hu, Xichao Zhang, Xuefeng Zhang, Masahito Mochizuki
Physical Review B 107, 224431/1-7 (2023).

題名:Controllable creation of skyrmion bags in a ferromagnetic nanodisk
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icon 2023年6月19, 20日
望月と衛藤がスペイン(サンセバスチャン)で6/19-6/23に開催されるスキルミオンに関する国際会議 The 7th edition of the Sol-SkyMag International Conference (Sol-SkyMag2023) で口頭講演を行いました [アルバム]
2023年6月19日
講演題目:Goldstone excitations with spin-charge separation in skyrmion crystals in Kondo-lattice systems
講演著者:Rintaro Eto(衛藤倫太郎)

2023年6月20日
講演題目:Thermoelectric effect of magnetic skyrmions
講演著者:Masahito Mochizuki(望月維人)

icon 2023年6月12日
ニューサウスウェールズ大学(シドニー)のOleg Tretiakovが来早しました [アルバム]

icon 2023年6月7日
望月がスペイン(トレモリーノス)で6/4-6/8に開催された光・マイクロ波素子に関する国際会議 The 9th International Conference on Anntenas and Electromagnetic Systems (AES2023) で招待講演を行いました。

講演題目:Electromagnon Excitations and Microwave/Optical Device Functions in Multiferroic Materials

icon 2023年5月31日
Mathias Kläui教授(ヨハネス・グーテンベルク大学マインツ,ドイツ)のセミナー講演会 (Special Lecture) を開催しました[講演概要], [アルバム]
日時:2023年5月31日(水) 15時15分~
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス55号館N棟1階第2会議室
題目:Skyrmions in Spin-Orbitronics and Orbitronics – novel science and applications in memory & non-conventional computing
講演者:Prof. Dr. Mathias Kläui(Johannes Gutenberg-Universität Mainz, Germany)
icon 2023年5月31日
Mathias Kläui教授(ヨハネス・グーテンベルク大学マインツ,ドイツ)の研究室来訪に合わせてミニワークショップを開催しました[プログラム], [アルバム]
日時:2023年5月31日(水) 11時30分~
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス55号館N棟1階第2会議室
icon 2023年5月23日

望月が「スキルミオン」に関する1節(第6章第3節・10頁)を執筆した書籍が(株)エヌ・ティー・エスから出版されます [web],[パンフレット]

書籍タイトル:スピントロ二クスハンドブック 基礎から応用まで(760頁)

出版: (株)エヌ・ティー・エス
編集:スピントロ二クスハンドブック編集委員会
監修:佐橋政司, 湯浅新治, 遠藤哲郎
ISBN(冊子)978-4-86043-842-5
ISBN(電子)978-4-86043-843-2
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icon 2023年5月18日
Mu-Kun Lee(講師)が仙台で5/15-5/19に開催された磁性の国際会議 IEEE INTERMAG 2023[web]で口頭講演を行いました。

講演題目:Reservoir Computing with Spin Waves in a Skyrmion Crystal
講演著者:Mu-Kun Lee, Masahito Mochizuki
icon 2023年5月11日
清華大学(中国)の博士課程学生 Le Zhaoのセミナー講演を対面で開催しました。
日時:2023年5月11日(木) 14:00
講演:Le Zhao(Tsinghua University, China)
題目:Skyrmion Research
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス55号館物理応物会議室


icon 2023年5月6日
望月がトルコ(フェティエ/オルデニス)で5/4-5/12に開催された超伝導と磁性の国際会議 The 8th International Conference on Superconductivity and Magnetism (ICSM2023) で招待講演を行いました。

講演題目:Dynamical Switching, Creation and Manipulation of Topo Magnetism in Spin-Charge Coupled Magnets

icon 2023年4月17日
XXZ模型が示すBKT転移と連続転移を検出する汎用的で強力な機械学習の手法を提案し,その有効性を実証した成果がPhysical Review B誌に掲載されました。XXZ模型は3次元ベクトルスピンを持つため,XY模型やクロック模型に比べて,相転移の検出が格段に難しくなります。我々が提案した「温度同定法」や「相分類法」と呼ばれる手法は,そのようなXXZ模型における相転移を,最小限の模型に関する事前知識や事前のデータ加工だけで検出することができます。

Y. Miyajima and M. Mochizuki
Physical Review B 107, 134420/1-16 (2023).

題名:Machine-learning detection of the Berezinskii-Kosterlitz-Thouless transition and the second-order phase transition in XXZ models
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icon 2023年4月1日
望月研究室に新たに2人の卒研生(井口達哉,濱野遼宇)が加わりました。また,金子隆威(研究院准教授(主任研究員)),大湊友也(高等研究所・講師)が着任し,理工総研次席研究員だったLi Mu-Kunが講師に昇任しました[メンバー]

icon 2023年3月31日
Jean-Baptiste MORÉE(研究院講師(次席研究員)),Michael Thobias SCHMID(研究院講師(次席研究員))が転出しました。

icon 2023年3月26日
上保友人, 衛藤倫太郎の2名が早稲田大学物理学及応用物理学専攻の修士課程を修了しました。4月から上保は民間企業に就職,衛藤は大学院博士課程に進学します。今後のご活躍をお祈りします [アルバム]

icon 2023年3月26日
田邉将季,ヤノヒロタカが早稲田大学物理学科と応用物理学科を卒業しました。4月から田邉は他大学の大学院修士課程に進学,ヤノは教職課程の修了を目指します。今後のご活躍をお祈りします [アルバム]

icon 2022年3月26日
衛藤倫太郎(M2)が物理学及応用物理学専攻の修士論文賞(小泉賞)に選出されました。
[写真1], [写真2]

icon 2023年3月26日
衛藤倫太郎(M2)が第64回小野梓記念賞学術賞を受賞しました[アルバム]

小野梓記念賞は早稲田大学が設けている学生褒賞で,本学の学生に授与される賞の中で最も名誉と権威のある賞です。早稲田大学の前身である東京専門学校の創設に大隈重信と共に尽力した小野梓(政治学者)の業績を記念して1958年に創設されました。

【受賞対象業績】
R. Eto, R. Pohle, and M. Mochizuki, Phys. Rev. Lett. 129, 017201/1-7 (2022).
Low-Energy Excitations of Skyrmion Crystals in a Centrosymmetric Kondo-Lattice Magnet: Decoupled Spin-Charge Excitations and Nonreciprocity

icon 2023年03月22-25日
日本物理学会2023年春季大会(オンライン開催)において下記の口頭講演を行いました。
講演番号:22aC1-3
講演題目:「機械学習による相転移の検出:二次元古典XXZ模型の二次相転移とBerezinskii-Kosterlitz-Thouless転移」
講演著者:宮島悠輔, 望月維人

講演番号:23aC2-10
講演題目:「Reservoir Computing with Spin Waves in a Skyrmion Crystal」
講演著者:Mu-Kun Lee, Masahito Mochizuki

講演番号:23aC2-11
講演題目:「スピン軌道トルクを通じた電流によるスキルミオンの生成・駆動ダイナミクスのThiele解析」
講演著者:上保友人, 望月維人

講演番号:23pE2-5
講演題目:「フェリ磁性誘起が誘起するスピン偏極したディラック半金属状態における光誘起トポロジカル相の理論研究:周期アンダーソン模型の解析」
講演著者:衛藤倫太郎, 望月維人

講演番号:24pE1-3
講演題目:「α型有機導体における光誘起ハーフバレー金属相の理論研究」
講演著者:北山圭亮, 小形正男, 田中康寛, 望月維人

icon 2022年3月17日
リーガロイヤルホテル・完之荘において送別会を開催しました[アルバム]


icon 2023年03月15-18日
第70回応用物理学会春季学術講演会(上智大学四谷キャンパス)において下記の口頭講演を行いました。
講演番号:16a-D419-9
講演題目:「スピン軌道トルクによるスキルミオンの生成・駆動ダイナミクスの理論研究」
講演著者:上保友人, 望月維人

icon 2023年3月13日
円形ディスクに閉じ込めたスキルミオン結晶に光や電子線を照射して温度勾配を導入すると定常的な回転運動が誘起され,動径方向に直流スピン起電力が発生することを理論的に予言・実証した成果がアメリカ物理学会の論文誌 Physical Review B誌にLetter論文として掲載されました。スキルミオンの熱電変換機能を世界で初めて示した成果になります。

J. Matsuki and M. Mochizuki
Physical Review B 107, L100408 (2023).

題名:Thermoelectric effect of a skyrmion crystal confined in a magnetic disk
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icon 2023年03月05-10日
APS March Meeting 2023(Las Vegas, Nevada, USA)において下記の口頭講演を行いました。
講演番号:M44.00005 (9:36 AM–9:48 AM, March 8 (Wed), 2023, Room 316)
講演題目:Dynamical switching of magentic topology in microwave-driven itinerant magnet
講演著者:Rintaro Eto, Masahito Mochizuki

講演番号:W54.00006 (4:24 PM–4:36 PM, March 9 (Thu), 2023, Room 306)
講演題目:Reservoir Computing with Spin Waves in a Skyrmion Crystal
講演著者:Mu-Kun Li, Masahito Mochizuki

icon 2020年6月23日
研究課題が学術変革領域研究(A) 『「学習物理学」の創成』の計画研究A03「ニューラルネットワークで創成する新しい物性物理学」の公募研究に採択されました。
研究課題:「スピン模型のトポロジカル相転移を検出する汎用的な機械学習手法の開発」

icon 2023年2月19日
マルチフェロイック物質CuOのエレクトロマグノン励起に関するフランスの実験グループとの共同研究の成果がnpj Quantum Materials誌に掲載されました。室温付近で磁気強誘電性を示すマルチフェロイック物質CuOの多段磁気誘電転移を,定量性を含めて再現する微視的なスピン模型を構築し,有限温度で発現する磁気強誘電相のエレクトロマグノン励起の実験で得られている遠赤外スペクトルを完全に再現することに成功しました。

M. Verseils, P. Hemme, D. Bounoua, R. Cervasio, J-B. Brubach, S. Houver, Y. Gallais, A. Sacuto, D. Colson, T. Iijima, M. Mochizuki, P. Roy and M. Cazayous
npj Quantum Materials 8, 11 (2023).

題名:Stabilizing electromagnons in CuO under pressure
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icon 2023年2月3日
応用物理学科・物理学科の卒論発表会が開催されました。望月研究室からは田邉将季,ヤノヒロタカの2名が発表を行いました。

【卒業論文題目】
田邉将季「キラル磁性体におけるヘリカル磁性エンジニアリングの理論」
ヤノヒロタカ「極性正方晶スキルミオン物質における磁気秩序相の理論研究」

icon 2023年2月4日
物理学及応用物理学専攻の修論発表会が開催されました。望月研究室からは上保友人,衛藤倫太郎の2名が発表を行いました。

【修士論文題目】
上保友人「スピン軌道トルクによるスキルミオンの生成と駆動の理論研究」
衛藤倫太郎「Theory of low-energy excitations and photocontrol of topological spin textures in spin-charge coupled magnets」

icon 2023年01月27日
望月が長岡技術科学大学 東京サテライトキャンパスで1/27に開催された日本磁気学会・第47回光機能磁性デバイス・材料専門研究会、および電気学会・光・熱・電気との相互作用を活用した高機能磁気デバイス技術調査専門委員会「スキルミオン技術の基礎と応用」で招待講演を行いました。

講演題目:スキルミオン結晶中のスピン波伝播を活用したリザバー型情報処理素子の理論実証

icon 2023年01月17日
宮島君(D1)が台湾物理学会2023年次大会 (TPS2023)(国立成功大学・台南市)において下記の口頭講演を行いました。
講演題目:「Proposal of a machine learning method for detection of the Berezinskii-Kosterlitz-Thouless transitions in the q-state clock models」
講演著者:Yusuke Miyajima and Masahito Mochizuki

icon 2023年01月11日
Xichao ZHANG (張渓超)がポスドク・研究院講師として研究室に加わりました[メンバー]。JST, CREST研究課題「Beyond Skyrmionを目指す新しいトポロジカル磁性科学の創出」の研究に従事します。

icon 2022年12月24日
望月が東京大学柏キャンパス物性研究所で12/22-12/24に開催されたISSPワークショップ「カイラル物質科学の新展開」で招待講演を行いました。

講演題目:磁性強誘電体におけるキラリティとダイナミクス

icon 2022年12月22日
北山圭亮(元卒研生)が愛知県岡崎市自然科学研究機構岡崎コンファレンスセンターで12/22-12/23に開催された有機固体若手の会2022冬の学校[web]で口頭講演を行いました。

講演題目:α型有機導体における光誘起トポロジカル相転移の理論研究

icon 2022年12月19日
BO Lan (白嵐)が研究生として研究室に加わりました[メンバー]。BO氏は中国・東北大学の博士課程3年生で中国国家建設高水準大学公費派遣研究生として1年間研究室に滞在します。

icon 2022年12月07日
Li Mu-Kun(ポスドク・研究院講師)がハワイ・カウアイ島で12/4-12/9に開催された国際ワークショップThe Workshop on Innovative Nanoscale Devices and Systems (WINDS2022)で口頭講演を行いました。

講演題目:Reservoir Computing with Spin Waves in a Skyrmion Crystal

icon 2022年11月15日
北山圭亮(元卒研生)が京都大学基礎物理学研究所で10/31-12/2に開催された国際ワークショップ YIPQS long-term and Nishinomiya-Yukawa memorial workshop ``Novel Quantum States in Condensed Matter 2022" (NQS2022)でポスター発表を行いました。

講演題目:Theoretical studies of photoinduced topological phase transitions in organic salt α-(BEDT-TTF)2I3

icon 2022年11月02日
望月がアメリカ合衆国・ミネアポリスで10/31-11/04に開催された国際ワークショップ The 67th Annual Conference on Magnetism and Magnetic Materials (MMM2022) で口頭講演を行いました。

講演題目:Microwave-Driven Phenomena of Magnetic Skyrmions

icon 2022年09月29日
北山圭亮(元卒研生)がフランス ル・プリガンで9/25-9/30に開催された国際ワークショップ The 14th International Symposium on Crystalline Organic Metals, Superconductors and Magnets (ISCOM2022)で口頭講演を行いました。

講演題目:Theoretical studies of photoinduced topological phase transitions in organic salt α-(BEDT-TTF)2I3

icon 2022年9月28日
衛藤倫太郎君(修士課程2年)が来年度採用分の日本学術振興会特別研究員DC1に採択されました。

icon 2022年9月26日
ディラック型バンド分散を持つ有機塩α-(BEDT-TTF)2I3において,楕円偏光照射により新しいタイプの光誘起トポロジカル相転移が起こることをフロケ理論を用いて予言した論文がJournal of the Physical Society of Japan誌に掲載されました。結晶軸に対して楕円偏光軸がおよそ45度の角度をなす楕円偏光レーザーを照射することで,同符号のトポロジカル磁荷を持つディラック点同士の衝突・消滅を引き起こし,フロケトポロジカル絶縁体からフロケ通常絶縁体への光誘起相転移が実現できることを明らかにしました。

K. Kitayama, M. Ogata, M. Mochizuki, and Y. Tanaka,
J. Phys. Soc. Jpn. 91, 104704/1-8 (2021).

題名:Predicted novel type of photoinduced topological phase transition accompanied by collision and collapse of Dirac-cone pair in organic salt α-(BEDT-TTF)2I3
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icon 2022年9月12-15日
日本物理学会2022年秋季大会(東京工業大学・大岡山キャンパス)において下記の口頭講演を行いました。
講演番号:12aW241-1
講演題目:「フェリ磁性が誘起するディラック電子状態における光誘起トポロジカル相に関する理論研究」
講演著者:衛藤倫太郎, 望月維人

講演番号:13aW331-12
講演題目:「有機導体α-(BEDT-TTF)2I3における円偏光照射による電荷秩序融解とトポロジカル転移」
講演著者:田中康寛, 望月維人

講演番号:13aW641-2
講演題目:「電気双極子相互作用により誘起される磁気渦結晶の理論研究」
講演著者:武藤竜樹, 望月維人

講演番号:13aW641-5
講演題目:「磁性強誘電体CuOの磁気相転移とエレクトロマグノンの理論的研究」
講演著者:飯島崇陽, 望月維人

講演番号:13pW641-2
講演題目:「スピン軌道トルクによるスキルミオンの生成と駆動の理論研究」
講演著者:上保友人, 望月維人

講演番号:14pW541-6
講演題目:「4重波数磁気ヘッジホッグ格子における集団スピン励起に関する理論研究」
講演著者:衛藤倫太郎, 望月維人

講演番号:14pW641-7
講演題目:「磁気ディスク中のスキルミオン結晶の熱駆動によるスピン起電力発生の理論研究」
講演著者:松木淳之介, 望月維人

icon 2022年9月10日
日本物理学会2022年秋季大会(東京工業大学・大岡山キャンパス)の領域5,領域3,領域4,領域8シンポジウム「光・テラヘルツ駆動スピン量子物性」において望月が招待講演を行いました。

講演番号:10aS2-3
講演題目:光による磁性制御(理論)

icon 2022年08月22日
北山圭亮(元卒研生)が北海道札幌コンベンションセンターで8/18-8/24に開催された国際ワークショップ The 29th International Conference on Low Temperature Physics (LT29)で口頭講演を行いました。

講演題目:Theoretical studies of photoinduced topological phase transitions in organic salt α-(BEDT-TTF)2I3

icon 2022年7月29日
擬二次元の磁性体試料中に閉じ込められた磁気スキルミオン結晶中を伝播するスピン波が高度な「リザバー型情報処理機能」を示すことを数値シミュレーションにより実証した成果がPhysical Review Applied 誌に掲載されました。リザバー素子として必要な基本性能な備えていることを実証するために、汎用性を評価する「入力時間推定タスク(Duration estimate task)」、短期記憶性能を評価する「短期記憶タスク(Short-term memory task)」、非線形変換性能を評価する「偶奇判定タスク(Parity check task)」を課して検証を行い,いずれも高い性能を示すこと実証しました。本論文は、特に注目すべき論文としてPhysical Review Applied 誌のEditors' Suggestionに選ばれました。

M-K. Lee, and M. Mochizuki,
Phys. Rev. Applied 18, 014074 (2022).Editors' Suggestion

題名:Reservoir Computing with Spin Waves in a Skyrmion Crystal
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プレスリリース(2022年8月2日)

スキルミオン結晶のリザバーコンピューティング機能を実証
~ IoT社会を支える高性能な情報処理素子の実現に道 ~

早稲田大学


icon 2022年7月26日
茨城大学D2の増田圭佑君が訪問学生としてこれから1か月間滞在します[メンバー]

icon 2022年7月21日
「固体物理誌」に記事が掲載されました。
望月維人, 北山圭亮, 田中康寛, 小形正男 「有機導体α-(BEDT-TTF)2I3の光誘起トポロジカル相転移の理論研究」
固体物理 第57巻第7号 (2022年7月号「トピックス」) pp. 1(397)-13(409).


icon 2022年7月21日
スペイン・トレモリーノスで開催された国際会議 12th International Conference on Metamaterials, Photonic Crystals and Plasmonics (META2022)で望月が招待講演を行いました。

講演題目:Dynamical Magnetic Phase Transitions in Spin-Charge Coupled Systems

icon 2022年7月18日
強相関ディラック電子系の典型物質である有機導体α-(BEDT-TTF)2I3において,基底状態の電荷秩序状態に円偏光レーザー照射した時に起こる光誘起相転移を理論的に調べた成果がPhysical Review Letters誌に掲載されました。オンサイトクーロン斥力の他に,近接サイト間のクーロン斥力を考慮した拡張ハバード模型を,実時間シミュレーションとフロケ理論を組み合わせた新しい理論的枠組みを使って解析し,電荷秩序からディラック半金属,チャーン絶縁体に至る多段光誘起相転移と,電子構造の遷移を明らかにしました。

Y. Tanaka, and M. Mochizuki,
Phys. Rev. Lett. 129, 047402/1-6 (2022).

題名:Dynamical phase transitions in the photodriven charge-ordered Dirac-electron system
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プレスリリース(2022年7月21日)

強相関ディラック電子系物質における光誘起相転移を理論的に発見

早稲田大学

金沢工業大学


icon 2022年7月13日
沖縄科学技術大学院大学で開催された国際会議 24th International Colloquium on Magnetic Films and Surfaces (ICMFS-2022)で望月が口頭講演を行いました。

講演題目:Dynamical Phenomena of Magnetic Skyrmions

icon 2022年6月28日
空間反転対称性のある三角格子上の強磁性近藤格子模型において,スキルミオン結晶相の低エネルギー励起の性質を大規模数値シミュレーションにより調べ,「スピン」と「電荷」の自由度に由来する2種類のゴールドストーンモードがあることを見出し,両者が完全に分離・独立していることを発見しました。この成果は,空間反転対称な磁性体において伝導電子の働きにより発現するスキルミオン結晶において,スピンと電荷のダイナミクスを個別かつ選択的に励起できる可能性を示したものです。

R. Eto, R. Pohle, and M. Mochizuki,
Phys. Rev. Lett. 129, 017201/1-7 (2022).

題名:Low-Energy Excitations of Skyrmion Crystals in a Centrosymmetric Kondo-Lattice Magnet: Decoupled Spin-Charge Excitations and Nonreciprocity




プレスリリース(2022年6月30日)

新型スキルミオン結晶が示す特異なスピン・電荷励起の性質を発見
~未知のデバイス機能の開拓や技術応用に期待~

早稲田大学

東京大学工学部/工学系研究科

科学技術振興機構(JST)

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icon 2022年6月17日
ニューサウスウェールズ大学(シドニー)のOleg Tretiakov教授のセミナー講演を対面で開催しました。
日時:2022年6月17日(金) 14:00
講演:Prof. Oleg Tretiakov(University of New South Wales (UNSW), Sydney)
題目:Nucleation and dynamics of magnetic solitons in topological materials
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス55号館物理応物会議室


icon 2022年4月19日
三角格子上の強磁性近藤格子模型に円偏光レーザーを照射することで,強磁性状態から120度スピン秩序への光誘起磁気相転移を引き起こせることを理論的に予言し,その微視的な物理機構を解明した論文がPhysical Review B誌に掲載されました。光照射下の「電子励起」,「動的局在効果」,「ギャップ形成」,「緩和と再構成」を通じて擬似的なハーフフィルド状態が実現し,それが120度スピン構造を安定化させています。この成果は,光が普遍的な機構を通じて,非平衡定常相としての非共線的な磁気秩序相を発現させることを初めて示したものです。

T. Inoue, and M. Mochizuki,
Phys. Rev. B 105, 144422 (2022).

題名:Photoinduced 120-degree spin order in the Kondo-lattice model on a triangular lattice
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icon 2022年4月1日
招聘研究員だったリー・ムークン(Li Mu-Kun)が台湾から来日し,研究院講師(次席研究員)として研究室に着任しました。また,宮島悠輔(D1)が助手に着任,さらに研究室に新たに3人のメンバーが加わりました。新しいメンバーは次の通りです。秋重有輝(卒研生),田邉将季(卒研生),ヤノヒロタカ(卒研生)。

icon 2022年3月31日
田中康寛(講師)と中惇(研究院准教授・主任研究員)が退職しました。田中は金沢工業大学に,中は東京電気大学に転出します。今後のご活躍をお祈りします。

icon 2022年3月26日
井上隆, 宮島悠輔が物理学及応用物理学専攻の修士論文賞(小泉賞)に選出されました。おめでとうございます。
[写真(井上)1], [写真(井上)2], [写真(宮島)1], [写真(宮島)2]

icon 2022年3月26日
井上隆, 宮島悠輔の2名が早稲田大学物理学及応用物理学専攻の修士課程を修了しました。4月から井上は民間企業に勤務,宮島は大学院博士課程に進学します。今後のご活躍をお祈りします。

icon 2022年3月26日
飯島崇陽,松木淳之介,武藤竜樹の3名が早稲田大学応用物理学科および物理学科を卒業しました。4月からそれぞれ内部および他大学の大学院修士課程に進学します。今後のご活躍をお祈りします。

icon 2022年3月24日
高田馬場・九州珠において送別会を開催しました [写真1], [写真2]

icon 2022年3月19日
望月がJPSJ Outstanding Referee 2022 (JPSJ閲読者賞)を受賞しました。表彰式は日本物理学会第77回年次大会(2022年)のJPSJフレンドシップミーティング(オンライン開催)で行われました[賞状]

icon 2022年3月18日
日本物理学会第77回年次大会(2022年)(岡山大学(津島キャンパス)/岡山理科大学→オンライン開催に変更)の領域7シンポジウム「分子性結晶のトポロジカル物性への展開」において望月が招待講演を行いました。

講演番号:18pS11-6
講演題目:α型有機塩における光誘起トポロジカル相転移(理論)

icon 2022年3月15-17日
日本物理学会第77回年次大会(2022年)(岡山大学(津島キャンパス)/岡山理科大学→オンライン開催に変更)において下記の口頭講演を行いました。
講演番号:16aB26-2
講演題目:「三角格子上の近藤格子モデルにおける光誘起120度スピン秩序の理論的研究」
講演著者:井上隆, 望月維人

講演番号:17pT11-1
講演題目:「3次元近藤格子模型における四重波数磁気ヘッジホッグ格子」
講演著者:衛藤倫太郎, 望月維人

講演番号:16aB19-10
講演題目:「機械学習によるXXZ模型のBKT転移および2次相転移の検出」
講演著者:宮島悠輔, 望月維人

icon 2021年2月4日
応用物理学科・物理学科の卒論発表会が開催されました。望月研究室からは飯島崇陽,松木淳之介,武藤竜樹の3名が発表を行いました。

【卒業論文題目】
飯島崇陽「古典モンテカルロ法による磁性強誘電体CuOの磁気相転移の研究」
松木淳之介「スキルミオン熱駆動によるスピン起電力の理論研究」
武藤竜樹「確率的カットオフ法を用いた磁気双極子相互作用系のモンテカルロ計算」

icon 2021年2月2日
物理学及応用物理学専攻の修論発表会が開催されました。望月研究室からは井上隆,宮島悠輔の2名が発表を行いました。

【修士論文題目】
井上隆「Theoretical Study on the Dynamical Magnetic Phase Transitions in Photodriven Spin-Charge Coupled Systems」
宮島悠輔「機械学習によるスピン模型の2次相転移およびBerezinskii-Kosterlitz-Thouless相転移の検出」

icon 2021年12月22-23日
神戸ポートアイランドで開催される国際会議International Conference on Frustration, Topology, and Spin Textures (ICFTS2021)で望月が招待講演を行いました。

講演題目:"Dynamical manipulations of topological magnetism with light and microwave electromagnetic fields"

icon 2021年12月22-23日
神戸ポートアイランドで開催される国際会議International Conference on Frustration, Topology, and Spin Textures (ICFTS2021)で田中(講師)と井上,宮島,上保,衛藤がポスター講演を行いました。

講演題目:"Theory of optical spin-polarization induction in Rashba spin-orbit electron systems"
講演著者:Yasuhiro Tanaka (田中康寛), Takashi Inoue, Masahito Mochizuki

講演題目:"Photoinduced 120-degree spin order and Z2 vortices in the Kondo-lattice model on a triangular lattice"
講演著者:Takashi Inoue (井上隆), Masahito Mochizuki

講演題目:"Machine learning detection of multiple phase transitions including BKT transition in the q-state clock models"
講演著者:Yusuke Miyajima (宮島悠輔), Masahito Mochizuki

講演題目:"Theoretical Exploration of Magnetism-Induced Negative Thermal Expansion in Honeycomb-Lattice Antiferromagnets"
講演著者:Yuto Uwabo (上保友人), Masahito Mochizuki

講演題目:"Spin and Charge Excitations of Skyrmion Crystals in Itinerant Magnet"
講演著者:Rintaro Eto (衛藤倫太郎), Rico Pohle, Masahito Mochizuki


icon 2021年12月15日
望月が理化学研究所セミナーで招待講演を行いました。

講演題目:"Reservoir computing with spin waves in magnetic skyrmion crystal"

icon 2021年12月01日,02日
東京大学物性研究所で開催される短期研究会「分子性固体研究の拡がり:新物質と新現象」で田中康寛,中惇,北山圭亮(望月研OB)が講演を行います。

講演者:田中康寛
講演題目:「有機導体α-(BEDT-TTF)2I3における円偏光誘起トポロジカル状態の実時間ダイナミクス」

講演者:中 惇
講演題目:「有機反強磁性体のスピン・電荷輸送」

講演者:北山圭亮
講演題目:「有機導体α-(BEDT-TTF)2I3における光誘起トポロジカル相転移の理論研究」

icon 2021年11月30日
Rico Pohle(非常勤次席研究員)が東京大学工学系研究科・求研究室に転出しました。今後のご活躍を祈ります。

icon 2021年10月20日
オンライン開催の国際会議International Conference on Condensed Matter Physics (CONMAT2021)で望月が招待講演を行いました。

講演題目:Theory of Magnetism-Induced Negative Thermal Expansion in Inverse Perovskite Antiferromagnets

icon 2021年9月27日
空間反転対称性のある遍歴磁性体を記述する「三角格子上の近藤格子模型」に円偏光マイクロ波を照射することで,スキルミオン数2および1のスキルミオン結晶や,非トポロジカル磁性の間を自在にスイッチできる現象を理論的に予言・解明した論文がPhysical Review B誌に掲載されました。この「マイクロ波誘起磁気トポロジースイッチ現象」では,様々な動的相転移ダイナミクスが現れたり,過渡過程においてスキルミオン数が半整数の値を持つ「メロン結晶」が発現したりします。

R. Eto, and M. Mochizuki, Phys. Rev. B 90, 104425 (2021).

題名:Dynamical switching of magnetic topology in microwave-driven itinerant magnet
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icon 2021年9月24日
MX6八面体(MとXはそれぞれ遷移金属イオンと配位子イオン)の稜共有ネットワークで構成されるハニカム格子反強磁性体において,一定の条件下で反強磁性転移に伴う負熱膨張現象が起こることを理論的に予言した論文がJournal of the Physical Society of Japan誌に掲載されました。磁気転移が引き金となって,温度を下げると結晶体積が膨張するという通常とは逆の振舞いを示します。

Y. Uwabo, and M. Mochizuki, J. Phys. Soc. Jpn. 90, 104712 (2021).

題名:Proposed Negative Thermal Expansion in Honeycomb-Lattice Antiferromagnets
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icon 2021年9月20-23日
日本物理学会2021年秋季大会(Zoomによるオンライン開催)において下記の口頭講演を行いました。
講演番号:20aC1-4
講演題目:「遍歴ヘリカル磁性体中における磁気構造のダイナミクスの理論研究」
講演著者:衛藤倫太郎, Rico Pohle, 望月維人

講演番号:21pE1-7
講演題目:「有機導体α-(BEDT-TTF)2I3における円偏光誘起トポロジカル状態」
講演著者:田中康寛, 望月維人

講演番号:22aC1-5
講演題目:「ハニカム格子遷移金属化合物における負熱膨張現象の理論的探索」
講演著者:上保友人, 望月維人

講演番号:22pL4-3
講演題目:「機械学習によるKosterlitz-Thouless転移の検出」
講演著者:宮島悠輔, 村田優介, 田中康寛, 望月維人

講演番号:23pH3-5
講演題目:「楕円偏光を照射した有機導体におけるDirac点の対消滅とトポロジカル相転移の理論研究」
講演著者:北山圭亮, 田中康寛, 小形正男, 望月維人

icon 2021年09月18日
Matin Jubayer(英語学位プログラム卒研生)が卒業しました。修士課程からは東京工業大学物質理工学院材料系・合田義弘研究室に進学します。今後のご活躍を祈ります。

icon 2021年9月17日
2021年度第5回物性セミナーをオンライン(Zoom)で開催しました。
日時:2021年9月17日(木) 16:00~
講演:Lan Bo((Northeastern University, P. R. China)
題目:Micromagnetic Behaviors of Magnetic Topological Solitons [講演要旨]


icon 2021年9月15日
ディラック型バンド分散を持つ有機化合物α-(BEDT-TTF)2I3において,楕円偏光照射により引き起こされる光誘起相転移の全貌をフロケ理論を用いた解析で明らかにした論文がJournal of the Physical Society of Japan誌に掲載されました。x軸とy軸で非対称な楕円偏光の照射により,光誘起チャーン絶縁体相を含むとても豊かな相図が現れます。(Editors' Choiceに選ばれました[賞状]。)

K. Kitayama, Y. Tanaka, M. Ogata, and M. Mochizuki
J. Phys. Soc. Jpn. 90, 104705 (2021).Editors' Choice

題名:Floquet theory of photoinduced topological phase transitions in the organic salt α-(BEDT-TTF)2I3 irradiated with elliptically polarized light

JPS Hot Topicsで紹介されました。
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icon 2021年8月16日
弱い電荷不均化により小さなギャップが開いている有機化合物α-(BEDT-TTF)2I3に直線偏光を照射すると,2つのディラック点にある逆符号の磁荷(2次元版磁気モノポール)が波数空間で対消滅を起こす現象をフロケ理論を用いて予言した論文がPhysical Review B誌に掲載されました。2次元版のモノポール-アンチモノポール対消滅とも言うべき現象が,物質中の,それも波数空間で,光照射によって実現するという理論予言です。

K. Kitayama, M. Mochizuki, Y. Tanaka, and M. Ogata
Phys. Rev. B 104, 075127 (2021).

題名:Predicted photoinduced pair annihilation of emergent magnetic charges in the organic salt α-(BEDT-TTF)2I3 irradiated by linearly polarized light
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icon 2021年8月13日
ディラック型バンド分散を持つ有機化合物α-(BEDT-TTF)2I3において,円偏光照射により引き起こされる光誘起トポロジカル相転移の実時間ダイナミクスを理論的に明らかにした論文がPhysical Review B誌に掲載されました。相転移の初期過程において,光の周波数,ギャップの大きさに加え,電場印加に由来する2つのディラック点におけるギャップ差で決まる3つの特徴的な時間スケールを持つダイナミクスが発現します。

Y. Tanaka and M. Mochizuki,
Phys. Rev. B 104, 085123 (2021).

題名:Real-time dynamics of the photoinduced topological state in organic conductor α-(BEDT-TTF)2I3 under continuous-wave and pulse excitations
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icon 2021年8月11日
ニューラルネットワークを用いた機械学習によりクロックモデルにおけるBKT相とBKT転移が検出できることを実証した論文がPhysical Review B誌に掲載されました。ヒートマップ解析に新しい相関関数を導入し,定量的に転移点の決定を行いました。

Y. Miyajima, Y. Murata, Y. Tanaka, and M. Mochizuki,
Phys. Rev. B 104, 075114 (2021).

題名:Machine learning detection of Berezinskii-Kosterlitz-Thouless transitions in q-state clock models
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icon 2021年7月22日
2021年度第4回物性セミナーをオンライン(Zoom)で開催しました。
日時:2021年7月22日(木) 15:00~
講演:Rubén M. Otxoa(Hitachi Cambridge Laboratory)
題目:Topological energy release from collision of relativistic antiferromagnetic solitons [講演要旨]


icon 2021年7月20日
オンラインで開催された国際会議``The 11th International Conference on Metamaterials, Photonic Crystals and Plasmonics (META 2021)"で望月が招待講演を行いました。

講演題目:Theory of Photoinduced Spin Polarization in Spin-Orbit-Coupled Systems

icon 2021年7月13日
英語学位プログラム卒研生Matin Jubayer君の卒論審査会がオンラインで開催されました。

【卒業論文題目】
「Theoretical study on thermally driven magnetic skyrmions」

icon 2021年7月1日
コリンズ アシュ アコサ(Collins Ashu AKOSA)がJST-CRESTプロジェクトに参画する研究員として研究室に加わりました。

icon 2021年5月31日
秘書の高橋洋子さんがご退職されました。早稲田大学での研究室の発足以来4年間,研究室の立ち上げと運営を支えていただきありがとうございました。

icon 2021年6月1日
2021年度第3回物性セミナーをオンライン(Zoom)で開催しました。
日時:2021年6月1日(火) 11:00~
講演者:大湊友也(中国科学院大学カブリ理論科学研究所)
タイトル:原子層物質におけるスピン輸送現象 [講演要旨]


icon 2021年5月26日
2021年度第2回物性セミナーをオンライン(Zoom)で開催しました。
日時:2021年5月26日(水) 16:30~
講演:小野淳氏(東北大学)
題目:三角格子遍歴磁性体における光誘起スピンスカラーカイラル状態 [講演要旨]


icon 2021年5月25日
第1回科研費プロジェクトミーティングをオンライン(Zoom)で開催しました。
[プログラム]

icon 2021年5月24日
2021年度第1回物性セミナーをオンライン(Zoom)で開催しました。
日時:2021年5月24日(月) 13:30~
講演:古谷峻介氏(茨城大学)
題目:DC electric-field controls of superexchange and Dzyaloshinskii-Moriya interactions in Mott insulators [講演要旨]


icon 2021年5月18日
衛藤倫太郎君(修士課程1年)が東京大学物理工学専攻の求研究室のセミナーでオンライン講演を行いました。

icon 2021年4月20日
秘書として吉村真由美さんが着任しました。

icon 2021年4月1日
研究室に新たに5人のメンバーが加わりました。新しいメンバーは次の通りです。中 惇(主任研究員・研究院准教授・CREST雇用),Li Mu-Kun(招聘研究員), 飯島崇陽(卒研生),松木淳之介(卒研生),武藤竜樹(卒研生)

icon 2021年3月31日
リコ ポーレ(Rico POHLE・次席研究員)が東京大学工学系研究科の求研究室に転出しました。引き続き非常勤研究員として当研究室に在籍します。

icon 2021年3月31日
田中康平が博士課程を修了し,早稲田大学を卒業しました。今後のご活躍をお祈りします。

icon 2021年3月26日
上保友人,衛藤倫太郎の2名が早稲田大学応用物理学科を卒業しました。4月から両名とも大学院修士課程に進学し,引き続き当研究室で研究と勉強に励みます。

icon 2021年3月27日

傾斜磁場中の磁気スキルミオンが示すマイクロ波活性なスピン波モード,並進運動駆動,マイクロ波-電圧変換の理論研究に関する解説を一章分執筆した書籍がSpringer社から出版されました。

M. Mochizuki (※Chapter contribution to the book)
Book Title: Chirality, Magnetism and Magnetoelectricity (575 pages)
Book Subtitle: Separate Phenomena and Joint Effects in Metamaterial Structures
Chap. Title: Microwave-Driven Dynamics of Magnetic Skyrmions under a Tilted Magnetic Field: Magnetic Resonances, Translational Motions, and Spin-motive Forces (24 pages)
Info.: Springer, Berlin, 2021, edited by Eugene Kamenetskii
eBook ISBN: 978-3-030-62844-4, Hardcover ISBN: 978-3-030-62843-7
DOI: 10.1007/978-3-030-62844-4
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icon 2021年3月12-15日
日本物理学会第76回年次大会(2021年)(Zoomによるオンライン開催)において下記の口頭講演を行いました。
講演番号:13pC1-9
講演題目:「近藤格子系における磁気スキルミオンの円偏光マイクロ波磁場誘起トポロジカル相転移の理論研究」
講演著者:衛藤倫太郎, 望月維人

講演番号:12aH2-4
講演題目:「有機導体における光誘起モノポール・アンチモノポール対消滅の理論的予言」
講演著者:北山圭亮, 田中康寛, 小形正男, 望月維人

講演番号:12aH2-5
講演題目:「有機導体α-(BEDT-TTF)2I3における円偏光誘起トポロジカル状態とホール伝導度」
講演著者:田中康寛, 望月維人

icon 2021年3月5日

磁気強誘電性を持つスキルミオンのマイクロ波整流効果に関する解説記事を一章分執筆した書籍がDe Gruyter社から出版されました。

M. Mochizuki (※Chapter contribution to the book)
Book Title: Multiferroics: Fundamentals and Applications (300 pages)
Chap. Title: Dynamical magnetoelectric phenomena of skyrmions in multiferroics (15 pages)
Info.: De Gruyter, Berlin, 2021, edited by Dennis Meier, Andres Cano, Morgan Trassin
ISBN-10: 3110580977, ISBN-13: 978-3110580976
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icon 2021年3月3日
青山学院大学理工学部の山本大輔氏によるセミナーをオンライン(Zoom)で開催しました。

日時:2021年3月3日(水) 14:00~16:00
講演:山本大輔氏(青山学院大学理工学部助教)
※2021年4月1日付で日本大学文理学部に准教授として転出されました。
題目:SU(3) Heisenberg模型における磁気秩序の隠れたネマティック性と分数渦度トポロジカル相転移 [講演要旨]


icon 2021年2月5日
応用物理学科・物理学科の卒論発表会が開催されました。望月研究室からは上保友人,衛藤倫太郎の2名が発表を行いました。

【卒業論文題目】
上保友人「イルメナイト型遷移金属化合物における負熱膨張現象の理論的探索」
衛藤倫太郎「金属磁性体に発現するトポロジカル磁気構造の円偏光磁場誘起ダイナミクスの理論研究」

icon 2021年2月3日
物理学及応用物理学専攻の修論発表会が開催されました。

icon 2021年2月2日
モリブデン酸化物La5Mo4O16における軌道-磁気秩序と伝導性ドメイン壁の発見に関する論文がPhysical Review Research誌に掲載されました。勝藤研を中心とする実験グループとの共同研究の成果です。多軌道d-p模型の非制限Hartree-Fock計算により,軌道磁気秩序のパターンやドメイン壁に金属的伝導が生じる機構の解明に貢献しました。

T. Katsufuji, M. Miyake, M. Naka, M. Mochizuki, S. Kogo, T. Kajita, Y. Shimizu, M. Itoh, T. Hasegawa, S. Shimose, S. Noguchi, T. Saiki, T. Sato and F. Kagawa, Phys. Rev. Res. 3, 013105 (2021).

題名:Orbital and magnetic ordering and domain-wall conduction in ferrimagnet La5Mo4O16
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icon 2021年1月18日
大阪大学大学院基礎工学研究科の固体物理セミナーにおいて,Zoomで講演を行いました。
題目:「円偏光電磁波誘起スピン偏極の理論と関連現象」
icon 2021年1月13日
田中康平の博士論文公聴会がオンラインで開催されました。
題目:「トポロジカルナノ磁気構造の発現・安定性機構の理論研究」
icon 2020年12月21-23日
大阪大学大学院基礎工学研究科で集中講義「磁気テクスチャが示す物性現象と素子機能」を行いました。

icon 2020年11月16日
マイケル トビアス シュミット(Michael Thobias SCHMID)が今田先生の富岳プロジェクトに参画する研究員として研究室に加わりました。

icon 2020年11月01日
国際会議``Molcecular Chirality Asia 2020 (MC Asia 2020)"で田中康平がポスター発表を行いました。

講演題目:Theoretical study on the enhanced stability of magnetic skyrmions under a uniaxial strain

icon 2020年10月19日
分担者として参画する課題が科学技術振興機構CREST研究に採択されました。
領域名:「トポロジカル材料科学に基づく革新的機能を有する材料・デバイスの創出」 [web]
研究課題:「Beyond Skyrmionを目指す新しいトポロジカル磁性科学の創出」
研究代表者:于秀珍(国立研究開発法人理化学研究所)

icon 2020年10月11日
三澤貴宏(主任研究員)がBeijing Academy of Quantum Information Sciences (BAQIS)に転出しました。今後のご活躍を祈ります。

icon 2020年10月1日
英語学位プログラム学生MATIN Jubayerが卒研生として研究室に加わりました.

icon 2020年9月8-11日
日本物理学会2020年秋季大会(Zoomによるオンライン開催)において下記の口頭講演とポスター講演を行いました。
講演番号:9aC2-5
講演題目:「円偏光レーザー誘起スピン偏極のフロケ理論:振動磁場と振動電場の効果」
講演著者:井上隆, 田中康寛, 望月維人

講演番号:9aH2-1
講演題目:「有機導体α-(BEDT-TTF)2I3における円偏光誘起トポロジカル状態:時間依存シュレディンガー方程式によるアプローチ」
講演著者:田中康寛, 望月維人

講演番号:9aH2-4
講演題目:「張力ひずみ由来の異方性ジャロシンスキー守谷相互作用による磁気スキルミオンの安定化・不安定化の理論研究」
講演著者:田中康平, 朝日透, 望月維人

講演番号:9aH2-7
講演題目:「有機導体α-(BEDT-TTF)2I3の光誘起トポロジカル相転移の理論研究」
講演著者:北山圭亮, 望月維人

講演番号:PSL-22
講演題目:「機械学習を用いたクロック模型のKT転移を含む多段磁気転移の検出」
講演著者:宮島悠輔, 村田優介, 田中康寛, 望月維人

icon 2020年8月19日
円偏光レーザー照射による光誘起スピン偏極現象(逆ファラデー効果)のFloquet定理を用いた現代的な微視的理論を構築し,New Journal of Physics誌に発表しました。誘起されるスピン偏極の符号や大きさが電子フィリングやフェルミ面形状に依存して変わることを明らかにし,電子スピンの光応答現象・機能の物質設計指針を提唱しました。

Y. Tanaka, T. Inoue, and M. Mochizuki,
New Journal of Physics 22, 083054 (2020).

題名:Theory of the Inverse Faraday Effect due to the Rashba Spin-Oribt Interactions: Roles of Band Dispersions and Fermi Surfaces
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icon 2020年7月14日
国際コース卒研生・本間健司の卒論審査会がZoomで開催されました。

【卒業論文題目】
「Photoinduced polarization-switching dynamics in hydrogen-bonded organic ferroelectric crystals: A Monte-Carlo study of classical and quantum Ising models with long-range interactions」

icon 2020年6月23日
研究課題が三菱財団自然科学研究助成(一般助成)に採択されました。
研究課題:「磁気スキルミオンを使った脳型コンピューティング素子の理論設計」

icon お知らせ(人事公募)募集は終了しました。

望月研究室では次席研究員(研究院講師)※任期付 1名を募集しています。
応募締切は6月15日(月)です。奮ってご応募ください。 [公募内容]


icon 2020年5月27日
傾斜したディラックコーン型バンド分散を持つ有機導体α-(BEDT-TTF)2I3が円偏光レーザー照射により光誘起トポロジカル相転移を起こすことを理論的に明らかにし,Physical Review Research誌に発表しました。Floquet理論による解析でChern絶縁体相,半金属相,通常金属相を含む豊かな光誘起非平衡定常相図を明らかにし,ホール伝導度の振る舞いをKeldysh-Floquet理論による計算で予言しています。

K. Kitayama, and M. Mochizuki, Phys. Rev. Research 2, 023229 (2020).

題名:Predicted photoinduced topological phases in organic salt α-(BEDT-TTF)2I3
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icon 2020年4月7日
科研費 基盤研究(A)(代表)[2020度~2023年度] が採択されました。
研究課題:「スキルミオニクス創成に向けた基盤技術と材料の開拓」

icon 2020年4月1日
望月研究室に新たに2人の卒研生(上保友人,衛藤倫太郎)が加わりました[メンバー]。また,三澤貴宏(主任研究員)が着任しました。

icon 2020年3月31日
井本文裕(次席研究員)が名古屋大学押山淳研究室に転出しました。今後の活躍をお祈りします。

icon 2020年3月26日
井上隆,宮島悠輔,山田尚輝の3名が早稲田大学応用物理学科および物理学科を卒業しました。4月からそれぞれ内部および他大学の大学院修士課程に進学します。今後のご活躍をお祈りします。

icon 2020年3月17日
微細構造を導入したキラル磁性体の擬二次元試料に円偏光マイクロ波を照射するとスキルミオンが生成される現象を理論的に予言・研究し,その成果をPhysical Review B誌に発表しました。

M. Miyake, and M. Mochizuki, Phys. Rev. B 101, 094419 (2020).

題名:Creation of nanometric magnetic skyrmions by global application of circularly polarized microwave magnetic field
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icon 2020年3月11日
スキルミオンを発現するキラル磁性体に一軸圧力を加えるとスキルミオン相が劇的に安定化あるいは不安定化する実験結果を,一軸圧力が誘起する異方的DM相互作用の効果を考慮することで理論的に再現・説明し,Physical Review Materials誌に発表しました。

K. Tanaka, R. Sugawara, and M. Mochizuki,
Phys. Rev. Mater. 4, 034404 (2020).

題名:Theoretical study on stabilization and destabilization of magnetic skyrmions by uniaxial-strain-induced anisotropic Dzyaloshinskii--Moriya interactions
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icon 2020年3月5日
「日本物理学会誌」に解説記事が掲載されました。

望月維人
「温めると縮む磁石の謎がついに解けた!」
日本物理学会誌 第75巻第3号(2020年3月号「解説」)pp. 130-138

逆ペロフスカイト型マンガン窒化物の磁性誘起負熱膨張の
概念図が表紙を飾りました。→
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icon 2020年3月16-19日
日本物理学会第75年次大会(2020年)(名古屋大学)において下記の口頭講演とポスター講演を行う予定でしたが,新コロナウイルスの感染拡大のため本大会の現地開催が中止になりました。
講演番号:17aPS-155
講演題目:「円偏光レーザーが誘起するスピン偏極におけるスピン軌道相互作用の効果の理論研究」
講演著者:井上隆, 田中康寛, 望月維人

講演番号:18pB21-1
講演題目:「La5Mo4O16の電子状態と伝導性ドメイン壁に関する理論研究」
講演著者:三宅将之, 中惇, 勝藤拓郎, 望月維人

講演番号:18pB21-9
講演題目:「一軸張力ひずみによるスキルミオン相安定化・不安定化の理論研究:基底状態相図と有限温度相図」
講演著者:田中康平, 朝日透, 望月維人

講演番号:19aB21-8
講演題目:「Floquet理論を用いたα-(BEDT-TTF)2I3の光誘起トポロジカル相転移の理論研究」
講演著者:北山圭亮, 望月維人

講演番号:19aB21-9
講演題目:「有機導体α-(BEDT-TTF)2I3における円偏光誘起トポロジカル状態の性質」
講演著者:田中康寛, 望月維人

講演番号:19pK36-2
講演題目:「ニューラルネットワークによるn状態クロック模型のKT転移の検出」
講演著者:宮島悠輔, 村田優介, 田中康寛, 望月維人

icon 2020年2月7日
応用物理学科・物理学科の卒論発表会が開催されました。望月研究室からは井上隆,宮島悠輔,山田尚輝の3名が発表を行いました。

【卒業論文題目】
井上隆「円偏光レーザー誘起スピン偏極現象の理論研究」
宮島悠輔「ニューラルネットワークによるn状態クロック模型のKosterlitz-Thouless転移の検出」
山田尚輝「Kitaev模型における光誘起トポロジカル相転移の探索に向けて」

icon 2020年2月5日
物理学及応用物理学専攻の修論発表会が開催されました。三宅将之が発表を行いました。

icon 2020年2月1日
日本磁気学会会報「まぐね」に磁気スキルミオンに関する解説記事が掲載されました。

望月維人
「局所電場印加による磁気スキルミオン書き込み技術の理論設計」[(PDF, 8 MB) 掲載ライセンス取得済み]

日本磁気学会会報「まぐね」 第15巻第1号 (2020年2月号) pp. 38-44.

icon 2020年1月13日
ラシュバ電子系におけるスリット実験の理論設計に関する論文がPhysical Review B誌に掲載されました。電子の干渉縞がコヒーレントにスピン分極することを明らかにし,ラシュバ型スピン軌道相互作用の強さをゲート電圧で制御することでスピン情報の伝送技術として応用できることを提案しました。

K. Shimizu, and M. Mochizuki, Phys. Rev. B 101, 045301 (2020).

題名:Theoretical study on slit experiments in Rashba electron systems
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icon 2019年9月30日
大越孝洋(次席研究員),マキシム サンジョレ シャルルボア(Maxime ST-GELAIS CHARLEBOIS・客員次席研究員)が転出しました。今後のご活躍を祈ります。

icon 2019年9月15日
株式会社矢野経済研究所が発行するエレクトロニクス関連の情報誌「Yano E plus」に研究内容が紹介されました。
Yano E plus No.138 (2019年9月号) pp. 49-53.

icon 2019年9月10-13日
日本物理学会2019年秋季大会(岐阜大学)において講師の田中康寛先生と,昨年度卒研生の清水宏太郎が下記の口頭講演を行いました。
講演番号:11aD10-1
講演題目:「スピン軌道相互作用のある電子系における円偏光誘起スピン偏極の理論:数値計算とフロケ解析」
講演著者:田中康寛, 望月維人

講演番号:11pK36-3
講演題目:「二軌道ハバードモデルにおけるエキシトニック秩序の光誘起ダイナミクスとラビ振動」
講演著者:田中康寛, 米満賢治

講演番号:12aK36-10
講演題目:「2次元電荷秩序系における光誘起初期ダイナミクスの理論:ドメイン壁の役割」
講演著者:妹尾仁嗣,田中康寛, 石原純夫

講演番号:10pK23-6
講演題目:「有機導体α-(BEDT-TTF)2I3における電子相関効果と温度圧力相図」
講演著者:田中康寛, 小形正男

講演番号:10aD15-7
講演題目:「Rashba電子系におけるスリット型電子干渉実験の理論研究」
講演著者:清水宏太郎, 望月維人

icon 2019年8月19日
「現代化学」誌(東京化学同人)に,逆ペロフスカイト型マンガン窒化物の負熱膨張現象のメカニズム解明に関する解説記事が掲載されました。

望月維人
「冷やすと膨らむ不思議な磁石 ―半世紀の謎がついに解けた―」
現代化学 No.582 (2019年9月号「解説」) pp. 26-29.

icon 2019年8月3,4日
早稲田大学のオープンキャンパスが2日間にわたり開催され,望月が応用物理学科の模擬講義を行いました。
[写真1] [写真2] [写真3] (澤田秀之先生提供)
題目:「超伝導と磁石の不思議な関係」

icon 2019年7月24日
ポルトガル・リスボンのInstituto Superior Técnicoで開催された国際会議``The 10th International Conference on Metamaterials, Photonic Crystals and Plasmonics (META 2019)"で望月が招待講演を行いました。

講演題目:Microwave-Active Dynamics of Magnetic Skyrmions under Application of a Tilted Magnetic field

icon 2019年7月3日
傾斜定常磁場を印加した二次元磁性体試料中のスキルミオン結晶格子に,マイクロ波を照射してスピン波モードを励起すると,大きな直流成分を含むスピン起電力が生じることを理論的に予言した論文をPhysical Review B誌に発表しました。

T. Koide, A. Takeuchi, and M. Mochizuki,
Phys. Rev. B 100, 014408 (2019).

題名:DC spinmotive force from microwave-active resonant dynamics of skyrmion crystal under a tilted magnetic field
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icon 2019年7月2日
「応用物理」誌に解説記事が掲載されました。

望月維人
「磁気スキルミオンのマイクロ波誘起現象と素子機能」
応用物理 第88巻第7号 (2019年7月号「研究紹介」) pp. 460-464

関真一郎氏(東京大学・理化学研究所)の協力を得て作成した
記事中の図が表紙を飾りました。→
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icon 2019年7月2日
磁気多層膜に交流ゲート電圧を印加してラシュバ型スピン軌道相互作用の強度を時間的に変調することで,磁化構造に作用する有効的な「スピン移行トルク」と「非断熱トルク」が生じることや,これらのトルクが「定常的なDM相互作用」および「時間依存するDM相互作用」として局所磁化に作用することを理論的に示した論文をScientific Reports誌に発表しました。

A. Takeuchi, S. Mizushima, and M. Mochizuki,
Scientific Reports 9, 9528 (2019).

題名:Electrically driven spin torque and dynamical Dzyaloshinskii-Moriya interaction in magnetic bilayer systems
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icon 2019年6月28日
科研費 挑戦的研究(萌芽) (代表) [2019度~2020年度] が採択されました。
研究課題:「多自由度相関系における巨大負熱膨張現象の理論研究と物質探索」

icon 2019年06月25日
スペイン・サンセバスチャン(Gipuzkoa)で開催されたスカーミオンに関する国際会議``The 4th International Conference on "Nanomagnetism and Spintronics (Sol-SkyMag 2019)"で望月が招待講演を行いました。
講演題目:Microwave-Induced Dynamical Phenomena of Magnetic Skyrmions

icon 2019年06月17日
チェコ共和国・プラハのプルホニツェ(Pruhonice)で開催された物質中のトポロジカル構造に関する国際会議``The 5th International Workshop on Topological Structures in Ferroic Materials (TOPO 2019)"で望月が招待講演を行いました。
講演題目:Microwave-driven dynamics of magnetic skyrmions

icon 2019年5月29日-31日
今田正俊先生が主催する相関電子系科学に関する国際会議``International Conference on Frontiers of Correlated Electron Sciences (FCES2019)"が東京大学理学部1号館小柴ホールで開催されました [写真]。本研究室からの口頭講演およびポスター講演は下記の通りです。

【招待講演】
講演著者:Masatoshi Imada (今田正俊)
講演題目:Perspectives on descriptions of correlated electron phenomena

【ポスター講演】
講演著者:Maxime Charlebois
講演題目:Density of states in variational Monte Carlo

講演著者:Fumihiro Imoto (井本文裕)
講演題目:Development of Orbital-Free Density Functional Theory with Machine Learning

講演著者:Masahito Mochizuki (望月維人)
講演題目:Theoretical Study on the Magnetism-Driven Negative Thermal Expansion Phenomenon in the Inverse-Perovskite Antiferromagnets

講演著者:Takahiro Ohgoe (大越孝洋)
講演題目:Ab initio studies on superconductivity and inhomogeneity in Hg-based cuprate superconductor

講演著者:Takahiro Ohgoe (大越孝洋)
講演題目:Resummation of diagrammatic series with zero convergence radius for the unitary Fermi gas

講演著者:Rico Pohle
講演題目:Quantum spin liquids in the pyrochlore S=1/2 Heisenberg model with Dzyaloshinskii-Moriya interactions

icon 2019年5月16日
望月が埼玉大学物性コロキウムにおいて講演を行いました [概要]
題目:「スキルミオンが拓く新しいスピントロニクス」

icon 2019年5月1日
磁場駆動された強磁性体磁壁中に非平衡トポロジカル磁気構造が発現し,ホール抵抗測定で検出可能な創発磁場を生み出すことを理論的に予言した論文をApplied Physics Express誌に発表しました。

K.-J. Kim, M. Mochizuki, and T. Ono, Applied Physics Express 12, 024407 (2019).

題名:Prediction of topological Hall effect in a driven magnetic domain wall
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icon 2019年4月3日
絶縁性キラル磁性体Cu2OSeO3のヘリカル磁性相におけるマグノン-フォトン結合に関する共同研究の成果をPhysical Review B誌のRapid Communicationsセクションに発表しました。本論文は,Editors' Suggestionに選出されました。

L. V. Abdurakhimov, S. Khan, N. A. Panjwani, J. D. Breeze, M. Mochizuki, S. Seki, Y. Tokura, J. J. L. Morton, and H. Kurebayashi, Phys. Rev. B 99, 140401(R) (2019).

題名:Magnon-photon coupling in the noncollinear magnetic insulator Cu2OSeO3

icon 2019年4月3日
科研費 基盤研究(S) (分担, 代表:今田正俊(東大→豊田理研・早大)) [2016年度~2021年度] の研究課題に望月が分担者として参画しました。
研究課題:「強相関物質設計と機能開拓 -非平衡系・非周期系への挑戦-」

icon 2019年4月3日
科研費 基盤研究(A) (分担, 代表:安藤和也(慶大)) [2019年度~2022年度] が採択されました。
研究課題:「金属酸化物スピン軌道エレクトロニクス」

icon 2019年4月1日
研究室に新たに10人のメンバーが加わりました。新しいメンバーは次の通りです。今田正俊先生(研究院教授),田中康寛(講師),北野彩(秘書),大越孝洋(次席研究員),マキシム サンジョレ シャルルボア(客員次席研究員),リコ ポーレ(次席研究員),井本文裕(次席研究員),井上隆(卒研生),宮島悠輔(卒研生),山田尚輝(卒研生)

icon 2019年3月26日
高田馬場において卒業生3人と修了生4人,竹内さんの門出を祝う会を開催しました[写真]

icon 2019年3月26日
北山圭亮,清水宏太郎,村田優介の3名が早稲田大学応用物理学科および物理学科を卒業しました。4月からそれぞれ他大学や他研究科の大学院修士課程に進学します。今後のご活躍をお祈りします。

icon 2019年3月26日
「逆ペロフスカイト型マンガン窒化物の巨大熱膨張現象のメカニズム解明」に関する論文の英語版プレスリリースがEurekAlertに掲載されました。
「First explanation for mechanism behind magnetism-driven NTE derived in 40 years」

icon 2019年3月25日
一花幹人,大木祐人,小出竜也,小林賢也の4人が青山学院大学大学院理工学研究科の修士課程を修了しました。4月からそれぞれ企業や高校に勤務します。今後のご活躍をお祈りします。

icon 2019年3月14-17日
日本物理学会第74回年次大会(九州大学伊都キャンパス)において田中康平(D1)が下記の口頭講演を行いました。

講演番号:17aF201-8
講演題目:「一軸張力歪みによるスキルミオン相安定化の数値的研究」
講演著者:田中康平, 菅原諒介, 朝日透, 望月維人

icon 2019年2月28日
助教の竹内祥人さんが青山学院大学を退職しました。3月から民間企業に勤務します。今後のご活躍をお祈りします。

icon 2019年2月22日
下記の「逆ペロフスカイト型マンガン窒化物の巨大熱膨張現象のメカニズム解明」に関する論文のプレスリリースが出ました。

「温めると縮む物質の負熱膨張現象メカニズムを解明」( 早稲田大学青山学院大学

報道

・化学工業日報(4面)(2019.02.27)
「早大青学大負の熱膨張の機構解明」

・OPTRONICS online (2019.02.26)
「早大ら,「負の熱膨張」メカニズムを解明」

・大学ジャーナル online (2019.03.02)
「冷やすと膨張する物質の「負の熱膨張」メカニズム解明 早稲田大学と青山学院大学」

・fabceoss for エンジニア (2019.02.25)
「冷やすと膨張する「負の熱膨張」現象の発生原理,40年以上不明もついに解明――新素材の実現へ 早大など」

・日本の研究.com (2019.02.26)
「温めると縮む物質の負熱膨張現象メカニズムを解明 」

・SankeiBiz (2015.02.22)
「温めると縮む物質の負熱膨張現象メカニズムを解明(早稲田大学・青山学院大学)」


icon 2019年2月21日
40年来の謎であった逆ペロフスカイト型マンガン窒化物の巨大な磁性誘起負の熱膨張現象のメカニズムを理論的に解明した成果に関する論文をPhysical Review Materials誌に発表しました。

M. Kobayashi, M. Mochizuki, Phys. Rev. Materials 3, 024407 (2019).

題名:Theory of magnetism-driven negative thermal expansion in inverse perovskite antiferromagnets
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icon 2019年2月21日
青山学院大学大学院理工学研究科基礎科学コースの修論発表会が相模原キャンパスL棟6階で開催されました[写真]。小林賢也,一花幹人,大木祐人,小出竜也の4名が発表を行いました。

icon 2019年2月9日
物理・応用物理学科の卒論発表会が開催されました[写真]。望月研究室からは北山圭亮,清水宏太郎,村田優介の3名が発表を行いました。

【卒業論文題目】
北山圭亮「フロケ理論を用いた光誘起トポロジカル相転移の理論研究」
清水宏太郎「Rashba電子系におけるスリット型電子干渉実験の理論研究」
村田優介「機械学習を用いた物性理論モデルにおける物理状態の解析」

icon 2019年2月4日
望月が2018年度早稲田大学リサーチアワード(国際研究発信力)を受賞しました [web1], [web2]。 授賞式と祝賀懇親会が大隈会館で行われました[写真]

icon 2019年2月1日
ローレンツ透過型電子顕微鏡の実験グループとの共同研究の成果をJournal of Applied Physics誌に発表しました。強磁性ヘキサフェライト薄片試料においてローレンツ電顕で観察された縞状磁区中のミスフィットブロッホラインが,面内磁化困難軸異方性と磁気双極子相互作用の共同効果によって発現していることを田中と望月が理論的に明らかにしました。

K. Kurushima, K. Tanaka, H. Nakajima, M. Mochizuki and S. Mori,
J. Appl. Phys. 125, 053902 (2019).
題名:Microscopic magnetization distribution of Bloch lines in a uniaxial magnet

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※同論文中の図(ローレンツ電顕による磁区イメージ)が論文誌の 表紙を飾りました。
icon 2019年1月16日
ケルン大学のDaniel Khomskii先生が来訪されました [写真]

icon 2019年1月11-13日
早稲田大学西早稲田キャンパスにおいて強相関電子系に関する日台韓の国際シンポジウム The 19th Japan-Korea-Taiwan Symposium on Strongly Correlated Electron Systems (JKT19)が開催されました[web][写真]

【招待講演】
講演著者:望月維人
講演題目:Dynamical Phenomena and Device Functions of Magnetic Skyrmions

【ポスター講演】
講演著者:竹内祥人
講演題目:Dynamics of a Neel-Type Skyrmion Driven by AC Electric Fields

講演著者:田中康平
講演題目:Theoretical study on the enhanced stability of magnetic skyrmions under a uniaxial strain

講演著者:一花幹人
講演題目:Microwave-Driven Translational Motion of a Skyrmion Crystal under an Inclined Magnetic Field

講演著者:大木祐人
講演題目:Theoretical study of the spin-orbit-torque-driven dynamics of skyrmion-type topological magnetic textures

講演著者:小出竜也
講演題目:DC Spin Motive Force Induced by the Skyrmion Resonances

講演著者:小林賢也
講演題目:Theoretical Study on the Magnetism-Driven Negative Thermal Expansion Phenomenon in the Inverse-Perovskite Antiferromagnets

講演著者:三宅将之
講演題目:Creation of magnetic skyrmions by application of a circularly polarized microwave magnetic field

講演著者:清水宏太郎
講演題目:Theory of double-slit experiments in the Rashba electron systems

講演著者:田中康寛
講演題目:Photoinduced enhancement of excitonic order in two-orbital Hubbard model

講演著者:渡部洋
講演題目:Two Competing Superconductivity in Molecular Conductor kappa-(BEDT-TTF)2X: Comparison with Cuprates

講演著者:中惇
講演題目:Spin current generation in a molecular antiferromagnet

icon 2018年12月14日
新学術領域「J-Physics:多極子伝導系の物理」Tropical Topical Meeting 「カイラル磁性体EuPtSiの電子物性 --研究の現状と今後の展開--」(琉球大学50周年記念会館)において招待講演を行いました。
講演題目:「空間反転対称性の破れた磁性体における磁気スキルミオン」

icon 2018年12月3日
2018年度早稲田大学リサーチアワード(国際研究発信力)の受賞が決まりました [web]。授賞式は2月4日(月)に大隈会館で執り行われます。

icon 2018年11月27日
傾斜磁場中のスキルミオンのスピン波モードとマイクロ波照射による並進運動駆動に関する論文をPhysical Review B誌に発表しました。

M. Ikka, A. Takeuchi, and M. Mochizuki
Phys. Rev. B 98, 184428 (2018).

題名:Resonance modes and microwave-driven translational motion of a skyrmion crystal under an inclined magnetic field
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icon 2018年11月20日
TbMnO3の圧力誘起E型反強磁性相において,巨大なエレクトロマグノン励起が発現することを発見した論文をnpj Quantum Materials誌に発表しました。フランスのラマン散乱実験グループとの共同研究です。

I. Aupiais, M. Mochizuki, H. Sakata, R. Grasset, Y. Gallais, A. Sacuto, M. Cazayous
npj Quantum Materials 3, 60 (2018).

題名:Colossal electromagnon excitation in the non-cycloidal phase of TbMnO3 under pressure
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icon 2018年11月15-17日
第11回JSTさきがけ「ナノエレ領域」領域会議(名古屋クラウンホテル)で講演を行いました。
講演タイトル:「スキルミオン素子の実現に向けた基盤技術の理論設計」

icon 2018年11月14日
西早稲田キャンパスにおいて早稲田物性セミナーを開催しました。

2018年度第2回早稲田物性セミナー [開催案内と講演要旨]
日時:2018年11月14日(水) 16:30~
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス55号館N棟1階 大会議室A
講演タイトル:「Simple theory of a skyrmion excitation」
講演者:Benjamin F. McKeever(Johannes-Gutenberg University Mainz, Germany)

icon 2018年10月20日
青山学院大学・大学院理工学専攻基礎科学コースの中間発表会がK棟2階ラウンジで開催されました[写真]。望月研究室からはM2の4名がポスターで研究成果の発表を行いました。

icon 2018年9月9-12日
日本物理学会2018年秋季大会(同志社大学京田辺キャンパス)において下記の口頭講演およびポスター講演を行いました[写真]

講演番号:9aPS-28
講演題目:「円偏光マイクロ波による磁化反転とスキルミオン生成の理論研究」
講演著者:三宅将之, 望月維人

講演番号:9pC117-12
講演題目:「スキルミオン結晶を用いたマイクロ波による直流スピン起電力生成の理論研究」
講演著者:小出竜也, 竹内祥人, 望月維人

講演番号:9pC117-13
講演題目:「磁気構造の存在するラシュバ電子系における電気伝導の理論」
講演著者:竹内祥人, 柴田絢也, 河野浩, 多々良源

講演番号:10aC210-2
講演題目:「マイクロ波によるスキルミオン伝送の理論研究」
講演著者:一花幹人, 竹内祥人, 望月維人

講演番号:10aC210-3
講演題目:「スキルミオン型トポロジカル磁気構造のスピン軌道トルク駆動」
講演著者:大木祐人, 竹内祥人, 望月維人

講演番号:11aC210-4
講演題目:「逆ペロブスカイト型マンガン窒化物における負の熱膨張と磁気相転移の理論研究」
講演著者:小林賢也, 望月維人


icon 2018年8月28-30日
青山学院大学の物性理論3研究室と,埼玉県秩父の小鹿野温泉旅館「梁山泊」で合同ゼミ合宿を行いました。3日間にわたり,卒研生は口頭発表で,大学院生はポスター発表で研究紹介を行い,活発に議論しました[写真]
icon 2018年8月15日
強磁性体中の孤立スキルミオンの固有モードが交流電場で選択的に励起できる現象と,これを利用した効率的なスキルミオン伝送方法を理論的に予言した成果をApplied Physics Letters誌に発表しました。

A. Takeuchi, and M. Mochizuki
Appl. Phys. Lett. 113, 072404 (2018).

題名:Selective activation of an isolated magnetic skyrmion in a ferromagnet with microwave electric fields

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icon 2018年7月5日
西早稲田キャンパスにおいて下記のセミナーを開催しました。

2018年度第1回早稲田物性セミナー [開催案内と講演要旨]
日時:2018年7月5日(木) 16:30~
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス55号館N棟2階物理・応物会議室
講演タイトル:「アト秒高次高調波で探るペタヘルツスケール光物性」
講演者:小栗 克弥 氏(日本電信電話株式会社 NTT物性科学基礎研究所)


icon 2018年4月1日
望月研究室に新たに3人の卒研生(北山圭亮,清水宏太郎,村田優介)と委託学生の田中康平(生医・朝日研D1)が加わりました[メンバー]。また,研究室が55号館に移転しました。

icon 2018年3月26日
菅原諒介,三宅将之が早稲田大学応用物理学科を卒業しました。4月から菅原は民間企業勤務,三宅は大学院に内部進学します。今後のご活躍をお祈りします。

icon 2018年3月19日
ラシュバ電子系に円偏光電磁波を照射することで高い効率でスピン偏極を起こせることを予言した論文をApplied Physics Letters誌に発表しました。

M. Mochizuki, K. Ihara, J. Ohe, and A. Takeuchi
Appl. Phys. Lett. 112, 122401 (2018).

題名:Highly efficient induction of spin polarization by circularly polarized electromagnetic waves in the Rashba spin-orbit systems

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icon 2018年3月22-23日
日本物理学会第73回年次大会(2018年)(東京理科大学野田キャンパス)において下記の口頭講演およびポスター講演を行いました。

講演番号:23pK304-12
講演題目:「エレクトロマグノン励起を用いた孤立スキルミオンの駆動」
講演著者:竹内祥人, 望月維人

講演番号:22pPSA-24
講演題目:「負の熱膨張を示す逆ペロブスカイト型Mn窒化物の磁気秩序と相転移の理論研究」
講演著者:小林賢也, 岡部玲央哉, 山本大輔, 望月維人

講演番号:22pPSB-12
講演題目:「スキルミオン結晶相においてマイクロ波が誘起する直流スピン起電力成分の理論研究」
講演著者:小出竜也, 竹内祥人, 望月維人

講演番号:22pPSB-21
講演題目:「スキルミオン型トポロジカル磁気構造のスピン軌道トルク駆動の理論研究」
講演著者:大木祐人, 竹内祥人, 望月維人

講演番号:22pPSB-22
講演題目:「傾斜磁場中のスキルミオン結晶相が示すマイクロ波磁気共鳴モードの理論研究」
講演著者:一花幹人, 竹内祥人, 望月維人


icon 2018年3月16日
神戸市アリストンホテルで開催された国際会議EDTM (Electron Devices Technology and Manufacturing Conference)2018のシンポジウム「Symposium on Frontier Researches of Functional Oxide Devices and Materials」で招待講演を行いました。

講演題目:「Dynamical Phenomena and Device Functions of Magnetic Skyrmions」


icon 2018年2月6日
物理・応用物理学科の卒論発表会が開催されました。望月研究室からは菅原諒介,三宅将之の2名が発表を行いました。

【卒業論文題目】
菅原諒介「キラル磁性体における一軸張力と磁気スキルミオンの安定性に関する理論研究」
三宅将之「円偏光マイクロ波磁場による磁気スキルミオン生成の理論研究」
icon 2018年2月5日
巨大負熱膨張現象を示す逆ペロフスカイト型Mn化合物磁性体のスピン模型に関する論文をPhysical Review B誌に発表しました。

M. Mochizuki, M. Kobayashi, R. Okabe, and D. Yamamoto
Phys. Rev. B 97, 060401(R) (2018).

題名:Spin model for nontrivial types of magnetic order in inverse-perovskite antiferromagnets

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icon 2017年11月6日
キラル磁性体薄膜におけるスキルミオン結晶の形成プロセスに関する論文をApplied Physics Letters誌に発表しました。欠陥形成における粒界の効果に注目しています。大阪府立大をはじめとするローレンツ電顕グループとの共同研究の成果です。

H. Nakajima, A. Kotani, M. Mochizuki, K. Harada, and S. Mori,
Appl. Phys. Lett. 111, 192401 (2017).

題名:Formation process of skyrmion lattice domain boundaries: The role of grain boundaries

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icon 2017年11月4日
早稲田大学西早稲田キャンパスで開催された理工展で講演を行いました。
講演題目:「物質の中の量子力学の世界」


icon 2017年11月2日
大宮開成高等学校にて模擬講義を行いました。
講義題目:「物質の中の量子力学の世界」


icon 2017年10月19日-20日
名古屋市トヨタ産業技術記念館で開催された第5回豊田理研ワークショップ「スピン秩序の動的光制御」において招待講演を行いました。

講演題目:「磁性強誘電体が示す電場励起マグノンと光・マイクロ波現象」


icon 2017年10月1日
研究室秘書として高橋洋子さんが着任しました。


icon 2017年9月7日
第78回応用物理学会秋季学術講演会(福岡国際会議場)で開催された特別シンポジウム「物質中のトポロジー:応用にどのように結びつくのか?」で招待講演を行いました。物質が示す位相幾何学的な性質や現象をどのように次世代のエレクトロニクスに結びつけていくかをテーマとするシンポジウムです。[プログラム][ポスター], [写真1], [写真2], [写真3]

講演題目:「トポロジカル磁気構造が拓く新しいスピントロニクス」


icon 2017年8月30日
磁場によるスキルミオン書き込みに関する論文をApplied Physics Letters誌に発表しました。試料全体に磁場を印加しても,ナノ磁気構造であるスキルミオンを狙ったナノスケールの領域に意図した数だけ書き込む方法を理論的に提案しています。

M. Mochizuki,
Appl. Phys. Lett. 111, 092403 (2017).

題名:Controlled creation of nanometric skyrmions using external magnetic fields

画像

icon 2017年8月25-27日
青山学院大学の物性理論2研究室と伊豆長岡温泉いづみ荘で合同合宿を行いました。卒研生の口頭発表会や修士課程学生のポスター発表会を開催しました。 [写真(近日公開)]
icon 2017年8月8日-10日
イギリスヨークシャー州リーズ大学で開催された国際会議International Workshop on Topological Structures in Ferroic Materialsで招待講演を行いました。

講演題目:「Dynamical Phenomena of Magnetic Skyrmions」


icon 2017年7月27日
早稲田大学西早稲田キャンパスにおいて,強相関電子系の光誘起ダイナミクスの研究で活躍している2人の研究者による3連続セミナー講演会を行いました。

第3回早稲田物性セミナー「強相関電子系の光誘起ダイナミクス」 [開催案内と講演要旨]
日時:2017年7月27日(木)
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス51号館7階06共通ゼミ室

【プログラム】※田中康寛氏には午前と午後2回の講演をしていただきます。
11:00~12:30 田中康寛氏 (中央大学理工学部)
「α-(BEDT-TTF)2I3の電荷秩序およびゼロギャップ状態:電子相関の効果」

14:00~15:30 沖本洋一氏 (東工大理学部)
「ペロブスカイト型Co 酸化物の高速光励起ダイナミクス」

16:00~17:30 田中康寛氏 (中央大学理工学部)
「エキシトニック絶縁体における光誘起ダイナミクスと秩序の増大」




icon 2017年6月29日
早稲田大学西早稲田キャンパスにおいて,空間反転対称性の破れた系における磁性やスピントロニクスの研究分野で活躍している3人の研究者による連続セミナー講演会を行いました。

第2回早稲田物性セミナー「空間反転対称性の破れた系の磁性とスピントロニクス」
[開催案内と講演要旨]
日時:2017年6月29日(木)
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス51号館7階06共通ゼミ室

【プログラム】
11:00~12:30 篠嵜美沙子氏 (東京大学大学院総合文化研究科)
「カイラルらせん磁性体中のファン構造」

14:00~15:30 大江純一郎氏 (東邦大学理学部)
「カイラル磁性体中に誘起される熱流・スピン流・電流交差現象」

16:00~17:30 安藤和也氏 (慶応義塾大学理工学部)
「マグノンスピントロニクス~磁化ダイナミクスによるスピン流生成とスピン軌道相互作用によるスピン流-電流変換」




icon 2017年6月15日
東北大学金属材料研究所の荒木康史氏によるセミナーを開催しました。

日時:2017年6月15日(木) 13:30~14:30
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス51号館7階06共通ゼミ室
講演:荒木康史氏 (東北大学金属材料研究所助教)
題目:トポロジカル絶縁体表面の磁気スキルミオンによる異常ホール効果 [講演要旨]




icon 2017年5月11日
早稲田大学西早稲田キャンパスにおいて,早稲田大学高等研究所の3人の研究者をお招きして,物性関連の連続セミナー講演会を開催しました。

第1回早稲田物性セミナー「早大高等研の物性研究」 [開催案内と講演要旨]
日時:2017年5月11日(木)
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス51号館7階06共通ゼミ室

【プログラム】
10:40~12:10 中 惇氏 (早稲田大学高等研究所助教)
「分子ダイマー自由度がもたらす新奇な誘電性と磁性」

14:00~15:30 渡部洋氏 (早稲田大学高等研究所助教)
「κ型分子性導体の磁性と超伝導の理論:銅酸化物高温超伝導体との類似点と相違点」

16:00~17:30 田中宗氏 (早稲田大学高等研究所准教授,JSTさきがけ)
「次世代量子情報処理技術「量子アニーリング」の基礎と応用」




icon 2017年4月1日
科研費 基盤研究B (代表) 2017度~2019年度] が採択されました。
研究課題:「トポロジカル磁気テクスチャの非平衡ダイナミクスと量子輸送現象の理論研究」

icon 2017年4月1日
早稲田大学理工学術院先進理工学部応用物理学科に新しい研究室を立ち上げました。菅原諒介,三宅将之の2名が卒研生として研究室に加わりました。